朝日サマ社説は…笑うしかない
『温首相訪日―修復を確かなものに』(朝日社説4/8)
書いている人も、いくらなんでも無理があるなあ、と思っているのではないでしょうか。
『19年も2けた増加を続ける軍事費や衛星破壊実験を見て、日本側は中国の軍事大国化を懸念している。一方、中国側では、日本が憲法を改正し、戦争をする普通の国に戻るのではないか、と心配する。』
これ、どう見ても無理な文章です。私の見解を交えず素直にこの文章を読みます。
中共:既に軍事大国になり宇宙戦争でも世界への脅威になっている
日本:現在「憲法を改正し戦争をする普通の国」ではなのに、中共が「心配」している
これを同等に並べるのは、あまりに無理でしょう。書き手もなんとも思わないのかなあ。また、朝日新聞社説を読み慣れない人には異様に思えるでしょうね。
いつものことながら、無理な社説を読んで朝日サマが「心配」になりますが、でも大丈夫。どうせ(我々のようにそれが楽しみで読む人以外)誰も読んでいないのでしょうから。
今回の社説は他にも中共の宣伝広報紙にふさわしい文章がちりばめられています。ぜひ読んで笑いましょう。笑いは健康にいいので、きっと読者の健康のために書いているのでしょう(大笑)
ついでながら、温家宝が靖国参拝で余計なお世話の内政干渉発言をしたことは書いていません。今までの朝日サマなら、これ幸いと社説に書きそうなものなのに、読者から顰蹙を買うのが怖いのかなあ…
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『温首相訪日―修復を確かなものに』
書いている人も、いくらなんでも無理があるなあ、と思っているのではないでしょうか。
6年半ぶりに中国の首脳が日本にやって来る。温家宝首相が11日から東京と関西をめぐる。
日中関係は、昨秋の安倍首相の中国訪問で修復に向かい始めた。その流れを両国民に広く印象づけ、さらに確かなものにする。それが今回の温首相訪日に込めた双方のねらいである。
安倍訪中で、両政府は「戦略的互恵関係」を築いていくことで合意した。体制などの違いはあっても、大局的な立場から共通の利益を追求していく。そんな意味だろう。
では、具体的にどんな「互恵」の絵を描けるのか。どの分野でどう協力していくのか。その中身や方向性について両首相は語り合い、共同発表文書に盛り込むことをめざす。
温首相はまた、国会で日本の国民に向けた演説を行い、京都では日本の歴史文化にふれる計画だ。
まずは、日中間で首脳の相互往来が復活することを歓迎する。
国際会議などの際に会談するのとは違って、首脳訪問にはさまざまな意味がある。なによりも双方の国民の関心が高まり、誤解や疑心暗鬼を解くいい機会になる。関係修復の努力を目に見える形で示せる効果は大きい。
19年も2けた増加を続ける軍事費や衛星破壊実験を見て、日本側は中国の軍事大国化を懸念している。一方、中国側では、日本が憲法を改正し、戦争をする普通の国に戻るのではないか、と心配する。歴史認識の問題も絡む。
こうした不信の種を一朝一夕にぬぐうことは難しい。だが、首脳同士が日中関係を発展させていくことの大きな利益を語り、ぶつかり合う利害や認識の違いを乗り越えていく決意を述べる。そこにこそ相互訪問の最大の意義がある。
実際、協力することが双方の利益になるテーマは多いのだ。
北朝鮮の核に対する懸念は日中に共通する。経済発展に伴う環境問題や省エネ、地球温暖化対策でも協力すべき領域は広い。東アジア共同体づくりなど地域全体の発展や安全を考えれば、対立よりも連携をめざすべきなのは明らかだ。
米国は、中国に国際社会で責任ある役割を果たすよう促す戦略で接近をはかっている。昨年末の戦略経済対話では、7人の閣僚を北京に送り込んだ。中国側に厳しく注文をつけつつ、双方の利益を追求しようとの作戦だ。
日本も、中国の将来が日本や地域の利益となるよう、対話や協力を進めなければならない。軍事面を含め中国の存在感が急速に増してきたことに不安を抱くアジアの国々も、それを日本に期待しているはずだ。
小泉前首相の時代に日中関係は大きく傷ついた。両国はその修復に本気であること、そしてさらに前へ踏み出そうとしていること。そんなメッセージが世界に伝わる首脳訪問にしてもらいたい。
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