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2007年3月20日 (火)

産婦人科医の待遇を思い切って改善すべき

産婦人科志望の女性医師、10年後は半数が現場離れる』(読売)

いつも同じ話題ですが…
うーん、そうでしょうねえ。余りに激務ですから、結婚したらやってられないでしょう。赤ちゃん見るのが楽しみで産婦人科をやっているケースも多いのでしょうが自分が過労死したらそれどころではありません。

産婦人科はできれば女性にやってほしい。妊婦さんの立場では当然です。それがこの事情ですから…

産婦人科の点数を大幅に高くするなどの改革が是非必要です。産婦人科医が増えて悲惨な状況が改善すればまた産婦人科を志す人も増える、という好循環になります。政府の英断に期待します。(もちろん、小児科も同じです)

それで出産費用が上がって少子化が進んだら元も子もないので、出産に一時金に加えて保険が効くようにするとか、国民年金加入者は年金から一時金を出すとか、などの手当は必要になります。

(続きは記事の保存です、当面はリンク先をご覧下さい)

 産婦人科を志望して10年目前後の女性医師の約半数が、出産の現場から離れているという実態が19日、日本産科婦人科学会が全国の大学病院産婦人科教室を対象に行った調査で明らかになった。

 女性医師本人の出産・育児などを機に、厳しい産科の現場から離れる場合が多いと見られ、調査した東京都立府中病院産婦人科の桑江千鶴子部長は「産科の充実のためには、増え続ける女性医師が継続的に就労できるよう、院内保育所を作るといった環境整備が急務だ」と訴えている。

 調査は、産婦人科を志望して2~16年目を迎えた医師の就労状況を把握するため、昨年12月から今年2月にかけて、全国105の大学病院産婦人科教室を対象に行われた。

 その結果、産婦人科を志望した女性医師のうち、2年目の医師の92・2%が出産を扱っていた。しかし、その後は出産を扱う割合が徐々に低下し、9~13年目にかけては50%前後にまで下がっていた。最低は11年目の45・6%だった。一方、男性医師は4~16年目まで、ほぼ8割が出産を扱っていた。

 また自分に子供がいない女性医師は75・3%が出産を扱っていたのに対し、子供が1人いる場合には49・3%、2人では41・4%、3人以上では34・6%と、子供が増えるに連れ、出産現場で活躍する女性医師の割合が低下していた。

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コメント

私の友人に、産婦人科ではないのですが女医がいます。子供が生まれてしばらく勤務を継続していたのですが、やはり無理があるということで、勤めていた大学病院を辞めて、パートで週に2回だけ働いています。お医者さんの中でも特に産婦人科はいつ出産になるかわからなかったりしては激務なのですから、子供を育てながらの勤務は難しいのではないかと思います。

>継続的に就労できるよう、院内保育所を作るといった両立させる

のではなく、再雇用や長期育児休暇制度を取り入れる方が現実的な気がするのですが、どうなのでしょうね。

投稿: milesta | 2007年3月20日 (火) 22時46分

milestaさん
まさに仰せの通りと思います。
小さな子のお母さんは子育てに専念すべき、という私の持論と明らかに矛盾していることは自覚しており、正直、頭を抱えてます。でもなかなかいい知恵がなくて…

言えることは、子育てが一段落したところで産婦人科に復帰したくなる、という制度が必要ということ。今のような無茶苦茶な勤務状態でなければ可能でしょう。

子育て中でも、産婦人科でお産までの昼間の検診などを交替で受け持つなどで(妊婦さんは、普段世話になっているお医者さんに面倒みて貰いたいのでなかなかそうもいかないのはわかりますが…)連続36時間なんて当たり前のお産担当医に、せめて昼間に少しでも寝られるようにさせられればだいぶ違ってきます。
他に、子育て期は自宅でごく少数の妊婦さんの面倒を見られる制度にする、とか(一部の助産婦さんのようなやり方)知恵は出しようがあるかもしれません。

うーん、苦しいなあ…

投稿: 練馬のんべ | 2007年3月20日 (火) 23時08分

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