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2007年3月28日 (水)

教育再生会議は大学問題までやるべきではない

「大学改革」目玉に…教育再生会議が予算配分など議論』(読売)

教育再生会議が大学改革まで議論するのは風呂敷の広げすぎと思います。教育再生会議のメンバーに大学の先生がいるからやりたい気分はわかりますが…

そりゃあ、大学の現状は問題があるでしょうし大学関係者の危機感は並ではありません。でも、それは大学側の問題、子供達にとって一番問題なのは高校までの初~中等教育が崩壊していることです。大切な問題であっても、緊急度は高校までの方がはるかに上です。

一言だけ。9月入学問題も扱っていて、議論は割れているようですが、のんべは9月入学断固反対。前も書きましたが、桜の入学式を守ろう!

(続きは記事の保存です、当面はリンク先をご覧下さい)

 政府の教育再生会議(野依良治座長)は5月にまとめる第2次報告に向け、大学・大学院改革の議論を進めている。

 志願者数と入学者数が一致する「全入時代」を迎え、学力低下など大学が抱える様々な問題への処方せんを示し、第2次報告の目玉としたい考えだ。

 3月13日の再生会議第3分科会で中嶋嶺雄副主査(国際教養大学長)は「経営の苦しい多くの私立大学が入学金や授業料で補おうとして、安易に定員を増やす悪循環に陥っている。中国から半ば労働力のように学生をかき集める大学もある。本当の教育の場ではない大学が多すぎる」と大学の実情を嘆いた。

 他の委員からも、大学の地盤沈下や極端な学力低下など、現状を憂う声が相次いだ。

 これまでの議論では、〈1〉大学卒業認定試験の導入〈2〉大学の予算配分の見直し〈3〉入試制度改革〈4〉9月入学の導入〈5〉教員養成のための「教育院」構想〈6〉大学院の競争力強化――などが主要テーマとなっている。

 卒業認定試験は卒業時に分野別に試験を実施し、試験結果を基に大学が卒業を認定する仕組みが想定されている。大学によっては「入学さえすれば遊んでいても卒業できる」とも言われる現状を改め、教育の質を高める狙いがある。

 大学の予算配分の見直しでは、経済財政諮問会議の民間議員が2月下旬、国立大学に競争的な予算配分の導入を求める考えを提言。現在は基本的に学校の規模に応じて配分されている予算を、研究成果などによって優劣をつけて配分させようというものだ。

 文部科学省は大幅な見直しに反発を強めているが、再生会議からも「会議として意見を言うべきだ」との声が上がっている。

 9月入学は、積極導入を訴える中嶋氏らに対し、「100%反対ではないが、戦略性と計画性がないとマイナスが大きい」(陰山英男氏)、「すべてを一律にやるのはやめた方がいい」(小宮山宏氏)などと委員の意見はまとまっていない。

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コメント

私は大学十月入学(今の大学)ですので、あまりでかい事は言えませんね・・・
私は別に良いとは思います。
年に二回の入学のチャンスが増える事は受験生の負担も減りますし(精神的な)。

ただ、キッチリとした戦略が無いと混乱します。
4月入学生が優遇されて、10月入学生が差別される事も考えられますので。
(10月入学生は4月入学失敗者の集まりと決め付けられる危険があるから)

もっとも、初等・中等・高等での教育をキッチリやる事の方が大事ですが。
自国や自分に自身の持てない人間が増えている現状を私は憂いております。
自殺者の増加の現状を考えると、「精神的に耐性が無い」人が増えてきていると思います。
ちょっとした事で思い詰める、ってのは子供なら分かりますが・・・

投稿: ひろふみ | 2007年3月29日 (木) 21時30分

ひろふみさん
大学入学10月ですか…珍しいですね。年に2回の入学で、卒業は9月なのですか?

教育再生、とは、まず小中高が先決。
大学は放って置いても自ら考え始めるでしょう。大学の自治、っていうくらいですから。

投稿: 練馬のんべ | 2007年3月29日 (木) 22時03分

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