県のアンテナショップはいかが
『自治体アンテナショップ 地域“いいとこどり”』(産経)
東京にいて有難い、と思うことの一つが、全国のアンテナショップが揃っていること。のんべはアンテナショップファンです。
まず、食文化に出会えます。「かごしま遊楽館(遊食菜彩いちにいさん)」では、鹿児島の醤油の激甘にびっくりしました。「やまがたプラザゆとり都」はのんべ裏ブログネタ。「あおもり北彩館」では「せんべい汁」という鍋用せんべい!を入れた鍋物セット。
のんべの最寄り駅吉祥寺には、「高知屋」(写真)「麦わら帽子」「熊本県物産センター」があり、ここでも漬物などをよく買います。
特産物は飲食に限りません。
「銀座わしたショップ(沖縄)」では「教訓茶碗」(写真)を手に入れました。水を8割方入れても問題ないけど一杯に入れると全部こぼれる、というサイホンの原理を利用した茶碗です。欲張ってはいけないという教訓。
他に、のんべが北広島のそばの名店「達磨」(写真)に行ったときには、「広島ゆめてらす」に行き、北広島(当時・豊平町)あたりについて調べましたが、その場で県の情報に詳しい方に聞けるわけで便利この上ありません。などなど、いろいろな使い方が出来ます。
現地に行くのが一番なんですが、なかなか時間もお金もない。気軽に立ち寄れるアンテナショップもいいもんですよ。気に入ったら、それで旅行するのも一興でしょう。
(続きは記事の保存です、当面はリンク先をご覧下さい)
宮崎県の東国原英夫知事がテレビカメラの前で地鶏を食べてみせて話題となった、東京都内の同県のアンテナショップ。“東効果”で、客足は知事来店前と比べ、4割ほど増えたという。名産品や観光情報が手に入る自治体のアンテナショップは、地域の“いいとこどり”をしたお得感あるスポットだが、人気は二極化の様相を示しているようだ。(山口暢彦)
手軽に名産品・情報…人気定着
「アンテナショップは消費の中心地・東京に集まり、約40カ所ある」。こう語るのは、総務省の外郭団体「地域活性化センター」(東京)副参事、畠田千鶴さん。多くがここ10年ほどの間にオープンしたという。
人気を支えるのは中高年。「郷土色あるものを若者より好むからでしょう」と畠田さんは話す。自治体側も中高年層を主要顧客として意識し、店を置くスポットも銀座と有楽町に集まる傾向がある。その“先駆け”となったのが、平成6年にオープンした沖縄県の「銀座わしたショップ」だ。
店内には泡盛や、ゴーヤーなどの食品を中心に、約4000種類がそろう。「健康志向の強い30~50代のお客さまが多い」(地下担当チーフマネジャーの高嶺繁史さん)。年間の売り上げは、アンテナショップではトップクラスの10億円近く。立地の良さや、沖縄ブームが同店の成長を後押しした。
またここ数年は、六本木や日本橋などに出店する動きもみられ、各自治体は若年層にも郷土PRを試みる。これらの活発な動きについて、畠田さんは「いまアンテナショップの人気は定着期にある」と指摘。しかし一方で、「勝ち組」と「負け組」が、はっきりしつつあるようだ。
「北海道や沖縄のような人気旅行スポットの場合、アンテナショップにも客が入るが、そうもいかない自治体もある」と畠田さん。実際、平日に有楽町のある自治体のアンテナショップをのぞいてみると、閑散とし、近くにある北海道のショップの盛況ぶりとは、あまりに対照的だった。
「イベントなどで地域の魅力をうまく発信し、固定ファンをどれだけ作っていけるかが(生き残りの)カギでしょう」と畠田さんは話している。
新たな土地と出会いの一歩
「アンテナショップめぐりは、いろいろな土地への『小旅行』です」。こう語るのは、主婦向け情報提供サービスを行っている「キャリア・マム」(東京)社長の堤香苗さん。同社は島根県のPR活動を手がけ、堤さん自身、アンテナショップに詳しい。
食べ物、お酒、工芸品など、その土地柄を物語る品をそろえるアンテナショップは、「これから旅行したい場所の“予習”にもなるし、一度行った場所の追体験にもなります」。しかし、アンテナショップを体験しただけで、すべてが分かったような気になってはもったいない、と堤さん。
「アンテナショップの商品は、基本的にえりすぐりのブランド。たとえば各地には、『有名ではないけれどいい食材』がたくさんある。それは現地に足を運ばなければ絶対出合えません」。さまざまな出合いをするためのきっかけ作りに-。それが堤さん流のアンテナショップ利用法だ。
主なアンテナショップ
北海道 北海道どさんこプラザ(有楽町) 「ロイズ」のチョコが人気
青森 あおもり北彩館(千代田区富士見) 旬はワカメやタラの芽
岩手 いわて銀河プラザ(銀座) 南部せんべいや盛岡冷麺(めん)
秋田 花まるっ秋田ふるさと館(有楽町) きりたんぽ、稲庭うどん
東京 東京愛らんど(竹芝) 伊豆諸島の地酒など
岐阜 オリベスタイル(六本木) 落雁、椎茸(しいたけ)スナック
京都 京都館(八重洲) 鶴屋壽の「さ久ら餅(もち)」
和歌山 わかやま喜集館(有楽町) 梅干し、じゃばら100%果汁
島根 にほんばし島根館(日本橋) 活シジミ
広島 広島ゆめてらす(新宿) 紅葉まんじゅう、カキ加工品
山口 おいでませ山口館(日本橋) ウイロウ、しそわかめ
高知 土佐の朝市 龍馬屋(横浜) 沖ウルメ、天日干しシイタケ
熊本 銀座熊本館(銀座) 球磨焼酎
宮崎 新宿みやざき館 KONNE(渋谷)干しエビ、地鶏
鹿児島 かごしま遊楽館(有楽町) さつま揚げ、黒豚
沖縄 銀座わしたショップ(銀座) 泡盛、ゴーヤー
※高知のショップ以外はすべて東京
■アンテナショップ 地方自治体や企業などが、自らの商品の売れ行きや、消費者の好みをみるために設置する店舗のこと。自治体の場合はとくに地域のPRが大きな目的となっており、特産物の販売のほかにも、観光情報コーナーを備えたりし、中には飲食店を併設しているところもある。
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コメント
「あおもり北彩館」は私もよくお世話になっております。青森には毎年行っているのですが、本当に海産物がうまい!!私の所からだと電車でも有楽町線一本ですからすごく便利です(まあ、車を使う方が多いですが)アンテナショップは近くにあると何だか嬉しくなりますね。特に地元じゃなくても。
投稿: かついち | 2007年3月14日 (水) 16時51分
彼女いわく(彼女は五所川原)、八戸のイチゴ汁は地元ではあまり人気がないけど、観光客には人気があるみたいです。あと、私は深浦のつるつるわかめというのが好きでよく取り寄せて食べます。
投稿: かついち | 2007年3月14日 (水) 16時54分
へぇ、ずいぶんいっぱいあるんですね。
私の母もよく行くようです。どこかで練馬のんべさんとお会いしているかも。
投稿: milesta | 2007年3月14日 (水) 20時09分
かついちさん
そうでした、青森と言えばかついちさんの彼女でした(笑)私は青森には縁がありませんが、せんべい汁は大好きですし、松前漬けも大好物です。今晩も(全然違う鍋物に)せんべいを入れて食べてました。
イチゴ汁は食べたことありません。
投稿: 練馬のんべ | 2007年3月14日 (水) 21時03分
milestaさん
お母さんはのんべのお仲間ですね(笑)
投稿: 練馬のんべ | 2007年3月14日 (水) 21時04分
(訂正)いちご汁 ×→いちご煮 ○
津軽には松前漬けに似たもので「ねぶた漬」あるいは「つがる漬け」というものがあります。数の子が入っていてとてもおいしいんですよ。青森に行くたびにいちご煮のレトルトパック入りを買って来てよく食べます。
青森もとてもいいところなので一度是非お越しください(って東京出身の私が宣伝してますが(笑))
投稿: かついち | 2007年3月18日 (日) 16時59分
かついちさん
うちのお隣さんが津軽の方で向こうのものをよく頂きますが、真鱈の子をほぐしていろいろつけ込んだ自家製の津軽漬け?が酒の肴に絶品ですね。一度行きたいものです。
投稿: 練馬のんべ | 2007年3月18日 (日) 17時37分