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2007年3月24日 (土)

「服育」で一番大切なこととは?

広がり見せる「服育」 衣服を通じ生きる力』(産経)

面白い試みです。ただ、この記事から読む限り、もっとも大切なことが抜けています。「衣服の選択や着こなし」「洋服の残り布を使ったクラフト体験」などは悪いことではありませんが、もっとも大切なことでもない。

いちばん大切なことは、服を大事にして長く大切に着ることです。破れたら継ぎを当てて着る。物を大切にする心を育まずして「服育」とは言えないでしょう。

「継ぎを当てる」という言葉、もはや死語かも知れません。パッチ、なら知っている、という人は多いかも知れませんが。

子供の服で子供が大きくなって着られなくなったら、きれいに洗って誰かにあげる。貰ったら感謝をして着る。「お下がり」という言葉も死語とは言いませんが聞かなくなりました。

おまけ。記事の中に「ペットボトルからリサイクル繊維」などというのがあるけど、これは大問題。リサイクルできるからいいんだ、という心を植え付けると、物を大切にしなくなります。ペットボトルなどやめて水筒を使えばいい。リサイクルできるからペットボトルでいい、というのはゴミを増やすだけです。

(続きは記事の保存です、当面はリンク先をご覧下さい)

PS.「ここがヘンだよ肉食大国ニッポン!」さまから「リサイクルの現実」という記事をTB頂きました、有り難うございます。こちらのリサイクル批判はのんべも大いに賛同です。その辺はのんべのテーマではないのであまり書いていないので、ぜひご覧下さい。のんべも、大切な日本を子孫に残す、という意味ではゴミを一気に増やすリサイクルは大敵中の大敵だから書こうかなあ…

 食べものを通して、子供たちの心と体をはぐくむ「食育」のように、衣服にも子供たちの生きる力を育てるヒントがあるのではという発想から3年前、大阪で生まれた「服育」活動が広がりを見せている。ペットボトルを繊維に再生する実験や、反射する繊維で考える安全など、プログラムも小学生から高校生、教員、保護者向けまで多彩だ。環境イベントなどでのワークショップのほか、学校への出前授業も300校以上に及ぶ。(服部素子)

着こなし講座・環境学習

 服育を提唱しているのは、明治36年創業の繊維専門商社「チクマ」(大阪市中央区)。制服を主力とすることから学校とのつながりも深く、総合的な学習の時間に衣服関連のプログラムを作れないかとの相談を受けたことをきっかけに、衣服を通じて(1)地球環境を考える(2)安全と健康を考える(3)社会性を考える-を3本柱にした服育活動をスタートさせた。

 「小学校では環境学習として、ペットボトルからリサイクル繊維を取り出す実験や、洋服の残り布を使ったクラフト体験。中学、高校では、制服の着こなし講座を求められることが多いですね」と話すのは、同社キャンパス事業部企画課コーディネーターの有吉直美さん(35)。

 回収されたペットボトルが服の材料になることを知っている子供は多いが、「どのようにして」となると、大半の子供が首をかしげる。

 「東京の新宿区立津久戸小学校の4年生の環境学習で実験をしたときは、少し難しい部分もあったので、保護者にも参加してもらったんですが、親子で環境問題を話すきっかけになったと言ってもらいました」と有吉さん。

 これまでに有吉さんが出前授業を行った学校は300校を超え、中学校や高校では「生活指導の話を聞かされると思っていたら、カラーコーディネートや視覚効果の話が聞けて面白かった」といった生徒の感想が寄せられるという。

 一昨年から、家庭科教諭を対象にした夏休みの研修のテーマに服育を取り上げている大阪府教育センターの神崎雅子指導主事は、こう語る。

 「服育が提唱する環境への視線やオンタイムとオフタイムの着こなし、『もったいない』といった日本独特の文化を大切にしていこうという思いなどは、いま小・中・高の家庭科のカリキュラムで求められていることと重なる部分が多い。食育同様、服育も家庭科のひとつの重要な要素になっていくでしょう」

 服育活動がスタートしてから、ペットボトルを容器にしている飲料メーカーや環境NPOなどとの共同セミナーの開催のほか、同じ思いを持つ同業他社との研究グループ「京都服育研究会」の発足など波及効果が生まれている。

 また、昨年7月には、服育の拠点として同社1階に、さまざまなスタイルの制服や障害のある人への制服の工夫、アトピー性皮膚炎対応の安心・安全な繊維で作ったシャツ、世界の民族衣装などを展示する「服育LAB(ラボ)」を開設。教育者を対象にした年3回のセミナーを開催するとともに、夏休みには一般公募のキッズスクールなども開いていく予定だという。

 有吉さんは「服装は、ノンバーバル(非言語)コミュニケーションといわれます。衣服の選択や着こなしは、相手を思う心から生まれるもの。衣服との上手なつきあいを知ることで、社会性が育つことを伝えたい」と話している。

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コメント

こんにちは。
私もこの記事を読んだとき、何かちょっとずれているなぁと感じたのですが、そのズレは何だったのか、のんべさんが明確にしてくださったようですっきりしました。
特にペットボトルのリサイクルについて。本当は、リサイクルよりリユース(洗浄して再使用)とかペットボトルでなくポットや水筒を使うなど、もっと環境にやさしい方法はありますよね。

投稿: milesta | 2007年3月24日 (土) 08時18分

milestaさん
『繊維専門商社が…衣服を通じて(1)地球環境を考える(2)安全と健康を考える(3)社会性を考える』ですから、物を大切にする、という観点はない(売れなくなる?)ようです。残念な話。
リサイクルよりリユースですね、ほんとに。もったいないと思いながら、私もペットボトルをよく使っているので反省…リサイクル批判の記事はそのうち書くつもりです。

投稿: 練馬のんべ | 2007年3月24日 (土) 09時21分

洗浄リユースは”水資源の豊かな世界的に見て恵まれた日本では”比較的容易ですが、それを地球規模と考へると環境負荷は大きいです。ですからペットボトルの最も環境にやさしい再利用の方法は、単純に燃やしてエネルギーにすることだと思ひます。

でも”リサイクル”が利権構造になつて居る以上、それも困難ですが。

投稿: 葦原屋 | 2007年3月24日 (土) 14時13分

葦原屋さん
なるほど。日本のペットボトルはリユース不可能な形になっていますし。

投稿: 練馬のんべ | 2007年3月24日 (土) 16時25分

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