外環自動車道、青梅街道ICハーフ化反対
本ブログのテーマとはあまり関係ありませんが、練馬区の土屋ひとし氏のブログにて見かけた話題、のんべの住処にそんなに遠くないところのことなので一言。
外環自動車道延伸には反対しませんが、青梅街道ICを関越方面向けだけのハーフICにする、という建設案に反対します。造るならフルICにするか、いっそ造らない方がよい。
物言わず選挙権のない先祖の意志を大切にするのと同じく、物言わず選挙権のない子孫に、後ろ指を指されたくない。この青梅街道ハーフICが建設されたら、子孫に恥ずかしいものになってしまいます。世の中には、後ろ指を指されるために造ったようなハコモノがわんさかありますが、愚に愚を重ねることもないでしょう。
なお、土屋氏は民主党。のんべは今の民主党はとても支持できない…今回も、柳沢厚労相批判はいいけど審議拒否とは余りに酷い、朝日社説(柳沢発言やるせない審議拒否)にすら笑われている…けど、本件については土屋氏の主張を強く支持し、反対します。
余りにもローカルな話なのであとは続きに。
外環自動車道が、現在は埼玉・三郷から練馬・大泉までしか開通していませんが、大深度地下を使って中央自動車道・東名高速まで延伸しようという計画があります。将来のことを考えれば必要、という判断は決して間違っていない、と思います。少子化の時代に不要、という意見も説得力があり、自信はありませんが…
その中で、善福寺公園近くに青梅街道ICの計画があります。(図は外環のホームページの資料より該当部分切り貼り)
ところが、これが関越方面にしか行けないハーフICです。中央・東名方面にするためには杉並区側の反対が強いので、反対が弱い練馬区側にだけ造ろう、という発想でこうなったようです。
外環自動車道の延伸には、当然環境破壊も住人の強制転居も伴います。出来るまでの渋滞は、当然酷いものになるでしょうし、出来た頃にはのんべは老年です。でも、それが子孫に役立つものなら決して反対ではありません。
しかし、ハーフICでは意味がない。青梅街道ICを利用する地域は、もともと関越・外環方面には行き易いのです。東名・中央方面に行きにくいからこそICを作る意味があります。つまり、関越方面ハーフICを造ったところで、利用者はごく限られます。
東名・中央方面の利用者の方が何倍も多いので、ちゃんとしたフルIC、または逆向きのハーフICなら十分な意味があり、環八の渋滞緩和にも大きく役立ちます。
利用者のことを考えずに、単に造りやすい方に造る、という政策に何の意味があるのか。貴重なお金を使い、犠牲を払っただけ意味のある利得(メリット)があればこその公共事業です。
建設国債で公共事業を行うことは、選挙権のない子孫に借金のツケをまわすこと。子孫に顔向けできないような恥ずかしいことをこれ以上してはいけません。
物言わず選挙権のない先祖の意志を大切にしたいと思います。そして、やはり物言わず選挙権のない子孫に、恥ずかしくない行動をしたいと思います。
もちろん、公共事業だけに限ったことではありません。例えば、子供たちに先祖の意志である伝統を伝えていくことは本ブログの大きなテーマです。それは、伝統を断ち切ってしまうことは子孫に対する恥である、と思ってのことです。
ああ、思い切り大上段に構えてしまいました。恥ずかし。大上段の構えだと、胴を簡単に食らいます。やはり斜に構えるのが一番です。(斜に構える、というのは、正眼の構えのことです、念のため。斜めを向いた皮肉な態度、というのは誤用が一般化したものでしょう。)
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コメント
「ムッシュAの独り言」さんからTB頂いていますが、リンク先がありませんので削除します、ご了承を。
投稿: 練馬のんべ | 2007年2月 7日 (水) 06時54分