韓日協力の歴史教科書?!
『韓日民間研究者が共同執筆した歴史教科書の中身とは』上・下(朝鮮日報)
「韓国の歴史教科書研究会(李存熙〈イ・ジョンヒ〉会長)と日本の歴史教育研究会(加藤章会長)は、10年に及ぶ共同作業の末、高校生を対象とした歴史教材『韓日交流の歴史―先史から現代まで―』の執筆を最近終えた。」そうです。来月1日発売とか。
まあ読む気もしません。「任那の日本府はなかった」「倭寇はすべて日本人だ」「日帝の朝鮮統治は「収奪的」性格が強かった」「8万人から20万人に上る慰安婦強制動員」ですか。ふーん、無茶苦茶ですね。この日本の比と?たち、歴史を捏造するのにつきあうとは、ひまなのか、在日の集団なのか知りませんが…
でも、一部の日教組教師はこんなものを「副教材」として子供達に押しつけるのですよねえ。迷惑だなあ…
親は、子供の歴史教科書だの副教材だのは、きちんとチェックしなければいけません。のんべが山川の高校日本史教科書を批判した一連の記事(さぼってましたが明日から再開します)は稚拙なものではありますが、参考程度にはなりますので、気が向いたらご一読を。
(続きは記事の保存。当面はリンク先を見てください)
韓日歴史共通教材『韓日交流の歴史―先史から現代まで―』
韓国と日本の歴史研究者らが全時代を対象に共同執筆した初の韓日共同歴史教材が、来月1日、韓日両国で同時出版される。
韓国の歴史教科書研究会(李存熙〈イ・ジョンヒ〉会長)と日本の歴史教育研究会(加藤章会長)は、10年に及ぶ共同作業の末、高校生を対象とした歴史教材『韓日交流の歴史―先史から現代まで―』の執筆を最近終えた。
ソウル市立大と東京学芸大などの教授・教諭36人が執筆した『韓日交流の歴史』は、『向かい合う日本と韓国・朝鮮の歴史』など、これまでに出版された韓日共同歴史教材とは異なり、▲先史時代から21世紀までのあらゆる時代を扱い、▲分担して執筆するのではなく、最初から最後まで両国の学者らの討論と合意に基づいて共同執筆されたという点に特徴がある。
本紙が単独入手した『韓日交流の歴史』最終原稿では、文化の一方的な伝播(でんぱ)ではなく相互の交流を強調し、日帝強占期の歴史を収奪論の立場から記述するなど、今後両国で論争となり得る部分が多く含まれている。
◆古代…任那日本府は存在しないが、日本人は韓半島(朝鮮半島)で活動
古代日本が韓半島南部を統治したと日本の学界の一部が主張している「任那日本府説」について、『韓日交流の歴史』ではこの説を否定する立場を取り、一切触れていない。その代わり、「日本特有の古墳である前方後円墳が韓半島南部で発見されるなど、両国の間には活発な住民交流があった」(45ページ)と記し、日本人の韓半島(朝鮮半島)での活動を認めている。
また、百済からの移住民が日本の国家建設に貢献するなど、百済と日本は長期間親交を維持したと説明し、七支刀に関連する多くの学説を紹介している(韓国語版38から39ページ)。一方、統一新羅成立以降の韓日関係については、「日本が統一新羅に朝貢を強要したことと、新羅人の海賊活動のため、新羅と日本の間の外交は途絶した」(69ページ)と記している。
◆中世・近世…壬辰倭乱(文禄・慶長の役)、日本も大きな被害
元寇について『韓日交流の歴史』では、「蒙古・高麗連合軍の日本侵攻以降、日本の民衆の間に高麗を蔑視(べっし)する見方が生まれた」(110ページ)と記している。また倭寇については、「倭寇の中には朝鮮人も多く含まれていた」という扶桑社版教科書の記述を批判し、14世紀以降の倭寇が「日本人海賊集団」であったことを明記している(113ページ)。
壬辰倭乱については、「日本による朝鮮侵略」であることを明記(136ページ)した上で、戦争を引き起こした日本も大きな被害を受けた事実を明確にするため、壬辰倭乱当時、日本軍も5万人の損失を被ったと記している(147ページ)。一方、朝鮮通信使については、朝鮮と日本の双方が相手方に対して持っていた優越感を背景に成立したと記している(165ページ)。
◆近代…朝鮮総督府の統治、収奪的性格が強い
『韓日交流の歴史』は開港期について、甲午・乙未改革(1894年から95年にかけての近代化改革)が朝鮮政府の主体的な改革であったことを明記し(207ページ)、乙未事変(閔妃暗殺事件)についても日本公使が日本軍守備隊と大陸浪人を景福宮に乱入させ、明成皇后(閔妃)を殺害した事件であったと指摘している。しかし、韓国併合については、その過程を詳細に記述しつつも、合法・違法の判断については「違法な強制占領というのが韓国側の見解」と述べるにとどまっている(227ページ)。
日本統治期については、土地調査事業(241ページから245ページ)と産米増産計画(255ページから257ページ)を詳細に記述し、日帝の朝鮮統治は「収奪的」性格が強かったことを明らかにし、1920年代の文化統治についても、韓国人を分裂させようとする巧妙な統治方式であったことを明記している(285ページ)。また、8万人から20万人に上る慰安婦強制動員にも言及している(309ページ)。
一方、韓国の自治を主張した吉野作造や、光化門の撤去に反対した柳宗悦など、一部良心的な日本人がいたことも伝えている(271ページから274ページ)。
◆現代…韓日基本条約には光と影の両者が混在
1945年以降について『韓日交流の歴史』は、終戦時、38度線以北に居住していた日本人のうち6万人余りがソ連軍に抑留され、38度線以南への南下を試みたものの、飢えや寒さ、伝染病により死亡者が多数出るなど、終戦直後の在朝鮮日本人たちの惨状を詳細に記述している(328ページから330ページ)。
また、1965年の韓日基本条約については、韓日両国の経済発展に重要な役割を果たしたが、植民地支配の責任をあいまいにするなど、多くの問題点を残したと評価している(353ページから354ページ)。
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コメント
頑張って!
投稿: ことだま | 2007年2月19日 (月) 19時12分
ことだまさん
はい!
投稿: 練馬のんべ | 2007年2月19日 (月) 20時55分
この教科書の話、ひどい話ですねえ。またまた我が国の子供達に、間違ったメッセージを与えてしまいそうです。
投稿: パンプキン | 2007年2月19日 (月) 22時40分
パンプキンさん
こんな副読本を使わせるような教師がいたら、親として反対の声を上げないといけませんね。
投稿: 練馬のんべ | 2007年2月19日 (月) 22時57分
あまりのあほらしさに言葉も出ません。天皇家の祖先が朝鮮半島からの渡来人だったことは厳然なる事実。秀吉の侵略はヒトラーよりひどい虐殺、皆殺し。こんなおろかな人物をたたえているドラマや書き物にはあきれるばかり。7万人の強制連行がその後のおぞましい韓国併合を招いた。もう一回史実を勉強したらどうですか。秀吉の発動した対外戦争は侵略という言葉以外にあらわしようが無い無道なものだった。私も公立高校一歴史教師として日々、このことを生徒へ訴えていますよ。明日の授業からも再開!生徒は皆、私の授業を楽しみにしている。歴史認識が問われている。もっとあなたは事実を見て勉強した方がいいね。事実に勝るものはこの世に存在しないから。
投稿: taro- | 2008年1月14日 (月) 19時43分
taro-さま
たいそう面白いご意見有難うございました。
投稿: 練馬のんべ | 2008年1月14日 (月) 19時54分