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2007年2月 1日 (木)

「子どもと家族を応援する日本重点戦略検討会議」は少し心配

少子化対策へ戦略会議新設 首相、家族再生に重点』(朝日)

首相の考え方は真っ当なものでしょう。しかし果たしてこのメンバーで真っ当な議論ができるのでしょうか、まことに心配です。少子化担当の高市氏は真っ当かと思っていたらやっぱりキャリアが0歳児の世話より優先するらしい(過去記事)し、厚労相はシナ朝鮮風の女性蔑視だし。

「有識者」の方々については知りません。真の有識者であってほしいと祈るばかりです。分かりやすい判断基準を一つ提示しておきます。それは、スウェーデンとか言い出す奴がいたら、それは無識者かサヨクです。
また、メンバーに経団連がいますが、経団連と言えば「残業代ゼロ法案」推進の立役者、まさに目先のためなら家族を破壊しようという団体です。怪しいなあ…
三鷹市長のことはよく知りません。すぐ近くだけど三鷹には滅多に行かないからなあ…
いずれにせよ、十分注視して、変な方向に走るようなら断固反対の声を上げていくつもりです。

「子どもと家族を応援する日本重点戦略検討会議」のメンバー
【閣僚】官房長官=議長、少子化担当相、経済財政担当相、総務相、財務相、文部科学相、厚生労働相、経済産業相、国土交通相
【有識者】吉川洋・東大大学院教授=基本戦略分科会担当主査、樋口美雄・慶大教授=働き方の改革分科会担当主査、岩渕勝好・東北福祉大教授=地域・家族の再生分科会担当主査、佐藤博樹・東大教授=点検・評価分科会担当主査
【労使】池田守男・日本経団連少子化対策委員長、古賀伸明・連合事務局長
【現場】清原慶子・東京都三鷹市長

(以下、朝日記事)
『安倍首相は、最重要課題の一つである少子化問題に取り組むため、地域や家族の再生、働き方の見直しなども含めた総合対策をまとめる「子どもと家族を応援する日本重点戦略検討会議」の新設を決めた。2月上旬に初会合を開き、6月中に基本的な考え方をまとめ、政府の「骨太の方針2007」に盛り込む。さらに参院選後に始まる消費税増税などの税制改正論議を踏まえたうえで、年内にも「重点戦略」を策定する考えだ。
出生率の低下が続く中、2030年以降は若年人口の大幅減が予想されることから、政府は効果的な少子化対策の再構築を迫られている。このため、首相は26日の施政方針演説でも「子供は国の宝です。安心して結婚し、子供を産み育てることができる日本にしていかなければなりません。少子化に対し、更に本格的な戦略を打ち立てます」と表明した。
人口減に歯止めをかけなければ税収や労働力に跳ね返ることから、首相はすでに塩崎官房長官に本格的な検討を指示。従来の少子化対策が児童手当や育児休業給付など経済的支援が中心だったのを転換する考えだ。首相の持論である「ワーク・ライフ・バランス」(仕事と生活の調和)を重視し、子育て家庭を支える地域づくりなど社会を挙げて取り組む態勢を整えるため、財源も含めた具体策を打ち出す意向だ。
この会議は、塩崎長官(議長)ら関係閣僚のほか、有識者や労使の代表などで構成。その下に(1)基本戦略(2)働き方の改革(3)地域・家族の再生(4)点検・評価の4分科会を設け、議論を重ねていく。
「基本戦略」では、育児休業中の所得保障など財源を含めた経済支援のあり方を検討。「働き方の改革」で子育てしながら働ける環境づくりを提唱し、若者の自立支援策などを示す。
また、「地域・家族の再生」では、児童虐待対策も含め、母子家庭など困難な状況にある子どもを地域で支える対策を検討。「点検・評価」で、政府や地方自治体のこれまでの取り組みの点検や見直しにあたる。
政府が昨年まとめた「新しい少子化対策」では、児童手当の乳幼児加算など40項目の対策を列挙した。しかし財源のあてはなく、新年度の乳幼児加算は緊急雇用創出特別基金の余剰金活用という一時しのぎに過ぎない。さらに「総花的で目指すべき社会のグランドデザインが描けていない」との批判もあった。
新設する会議では、労働法制や財源のあり方も含めて総合的な戦略を打ち出すために、政府全体として取り組む姿勢を示す。そして、子育てに適した環境整備を含めた支援策を盛り込んだ「骨太の方針」を閣議決定することで、実効性を高める考えだ。

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