靖國に初詣、小笠原流弓道を観る
私は仕事始め(1/5です)の出勤前に靖國にお参りしようかと思っていたのですが、asayakeさんから、1月3日には10時から「弓はじめ」が奉納されるというコメントを頂いていたので、それはぜひ見たい、というわけで行ってきました。
9時半すぎに靖國に到着。まだ屋台も準備中のところが殆どです。まずは手水で浄めて、二礼二拍一礼。あけましておめでとうございます、今年もよろしくお願いします。
そして御神酒を頂いて、能楽堂前に戻り、まだ人もまばらなところで見やすい席に座って待ちます。結構寒い。
10時頃でしょうか、古式床しい衣装を着た人たちが神殿に向かいます。昇殿参拝した後に奉納に臨むようです。しばらくして、みなさんこちらに来て、木の椅子に座ります。まるで時代劇を見ているかのようです。さあ、いよいよ「弓馬術礼法小笠原教場」の「三三九手鋏式」の奉納です。小笠原流は、鎌倉幕府創設時より800年間続いているそうです。
女性5名+男性の大将の前弓と、男性5名+大将の後弓の団体戦。一人2射ずつ、的中の回数を競います。ただし、大将の1回的中は2回カウントです。前弓は8寸四方、後弓は9寸四方の的を狙います。
前弓。女性が弓を引く姿ってまことに素敵ですね。惚れ惚れします、でも、1射も中りませんでした、残念無念。
後弓。男性もさすがにかっこいい。しかし、大変失礼ながら、全くの素人の私から見ても、みなさん平常心を保てていない感じです。弓先が震えて止まっていません。ぴたっと止まったのが10射中私の目で2射。中ったのはそのうちの1射でした。
後弓1射有利で、大将戦。前弓の大将、弓先がぴたりと静止しました。静かに放った1射目、見事的中。後弓の大将、外れ。前弓の大将2射目、同じく見事に的中。これで前弓の勝利が決まりました。後弓の大将も、平常心を戻した感じで、2射目は的中。前弓の勝ち。お見事。
次に、回り木馬に乗って流鏑馬。流鏑馬と言ったら走る馬に乗るものと思いこんでいましたが、練習の時はこれで射るそうです。確かに結構難しそう。見事に的中させていました。
いやあ、新年早々いいものを見せて貰いました。靖國神社、小笠原流のみなさま、そして紹介頂いたasayakeさんに感謝です。
その後、甘酒をいただき、遊就館でルーズベルトなどの記述が変わったことを確認し、福引きを引いて(残念ながら外れ)帰りました。
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コメント
写真で見せていただけると良いですね^^
私は去年見たのですが、本当に時代劇・大河ドラマの一場面のようで素敵でした。日本の古武道って格好いいんだなって、子供のように思ってしまいました。
私も写真を撮らせていただけばよかった!
1/3の朝は、やはり境内の人手も大分少ないようですね。来年は1/3にお参りして、弓はじめの儀式を見ることにしましょう。
私が長蛇の列に諦めた甘酒を飲まれたのですね。それもうらやましい~。
投稿: asayake | 2007年1月 5日 (金) 00時44分
asayakeさん
いやあ、こういうの大好きです。ほんと格好いいというか、「いかす」というか、凛とした空気にしびれました。ほんと、紹介して頂き、感謝です。
投稿: 練馬のんべ | 2007年1月 5日 (金) 07時29分
靖國神社にも多少関係する事なのでお聞きします。
4月に上京する際に統合失調症で長期入院中の我が弟の「病気平癒祈願」をして頂きたく思っております。
それに際して各神社を検索しておりますが「特別祈願」とは具体的にどの様な事をして頂けるのでしょうか?
明治神宮のサイトを見たら舞を踊る姿があったので、「これはまた大層な・・」と感じました。
しかし、長年病気に苦しみ、今現在も入院をしている弟の為に兄として出来る事はしてやりたく思っております。
初穂料5,000円~というのはどの神社もほぼ一致しておりましたが内容がよく分かりません。
ご存知の範囲で宜しいので是非教えて頂けませんでしょうか?
宜しくお願いします
投稿: 憲史朗 | 2007年1月 5日 (金) 21時39分
憲史朗さん
残念ながら私は神社に「特別祈願」をお願いしたことはないので知りません。お役に立てず申し訳有りません。
投稿: 練馬のんべ | 2007年1月 5日 (金) 23時01分
いえいえ、どういたしまして。
湯島天神を教えて頂いただけでも満足です。
弟の為に兄としてしてゆやれる事は何でもするつもりです。
投稿: 憲史朗 | 2007年1月 6日 (土) 11時25分
そうですね、憲史朗さんのその真心が、きっと神様に伝わりますよ。
投稿: 練馬のんべ | 2007年1月 6日 (土) 12時13分
憲史朗さん、横からですが私の体験を書かせていただきます。
以前神社に、母の病気平癒祈願に行った事があります。
はじめに、大麻(というのでしょうか、紙垂のついたハタキのようなもの)でお祓いをしてもらいました。
それから祝詞をあげてもらいました。何を言っているのかよくわかりませんでしたが、よく聞いていると、私の母の名前が何回か、それから病・快癒など、ところどころわかる単語が聞き取れました。
その後に玉串をお供えして終わりでした。
それほど長い時間はかからなかったです。20分くらいだったでしょうか。舞もなかったですよ。
投稿: asayake | 2007年1月 7日 (日) 19時18分
asayakeさん
なるほど、なんとなく情景が目に浮かびます。ありがとうございました。ついでながら、あのはたき様のものは、大麻(たいま/おおぬさ)なんですね。いいこと知りました。
投稿: 練馬のんべ | 2007年1月 8日 (月) 09時44分