ネット参拝の是非は、お好きにどうぞ
『ネット参拝は是か非か、初詣で前に揺れる神社界』(読売新聞)
こんなの、簡単です。神霊は、そこにいると思えばいるのでしょうし、いないと思えばいないのでしょう。
私は、靖國に行けば英霊の皆様にお目にかかることができると思っていますが、そう思わない人はそう思わないわけです。
人間はなにか拝む対象がないと拝みにくいとしたもので、神社の建物なりお札なりを拝むのだから、ネットで拝んでも良い。逆に、神霊は必ず神社の建物に鎮座ましましているので、ネット参拝など意味がない。きっと、どちらも正しいでしょう。私にはわかりません、自分の心の中で決めて下さい。
ただ、お参りに神社に行けるなら行きましょう。初詣に限りません。青空の下、鎮守の森の中で拝んだ方が気分いいと思いますよ。
『初詣でシーズンを前に、インターネット上で「参拝」「祈願」ができたり、お守りやお札を販売したりする試みを巡って、神社界が揺れている。
全国約8万か所の神社を管理・指導する神社本庁(東京)は、「ネット上に神霊は存在しない」と、今年初めて自粛を求める通知を出した。しかし、導入している神社からは「神社に親しみを持ってもらえる」「遠方の人の助けになる」との声もあり、本庁では頭を抱えている。』
神社本庁が一律に叫ぶような問題ではないでしょう。
『地元で「安産の神様」として知られる高知県南国市の新宮神社。ホームページで「インターネット参拝」を選ぶと、「ネット記帳」の欄が表示される。願い事を書き込み、「私のお願いをよろしく」というボタンをクリックすると、神社に電子メールが送信され、無料で祈願してもらえる。
森国英夫宮司(64)は「遠隔地でお参りできない人にも神社を身近に感じてもらえる。メールがきっかけで、直接参拝につながる例も多い」と話す。正月には毎年、全国から数十人のネット参拝者がいるという。
ほかにも、メールを受けて有料で祈願し、後日、お札などを郵送する「ネット祈願」や、ネット上でお守りやお札を買える神社も、数年前から登場している。』
ははは。それはそれで結構なことです。
『こうした動きに、神社本庁は今年7月、「信仰の尊厳を損ないかねない」と、全国の神社に自粛を求める異例の通知を出した。本庁の瀬尾芳也調査課長は「神霊は神社という場所や空間に鎮座するもので、足を運んでもらうのが基本。ネットの有効性は認めるが、仮想的、疑似的な側面が広がりすぎると、本来の信仰の形が崩れる」と説明する。
だが、通知後も推進派は少なくない。10月からネット上でのお守り販売を始めた東海地方の神社の宮司は「地方の小さな神社にとってネットは有力な手段。ネットだから心がこもっていないとは言えないはず」とし、メールでの祈願を受け付ける関東地方の神社の宮司も「海外から『お守りを分けてほしい』というメールも来る。営利目的ではなく、信仰の尊厳を傷つけているとは思わない」と話す。
これまでも、病人などには電話や手紙でお守り、お札の販売を受け付ける神社は多く、「手紙はよくてメールはダメというのはおかしい」という意見もある。本庁では、研究を重ね、来年にはネット利用の指針か報告書を出す方針だ。
井上順孝・国学院大教授(宗教社会学)は「お札だって木や紙に印字したモノであり、どこに神聖性を見いだすかは受け手の判断によっても変わる。技術は日々進歩し、一律の統制は難しいが、指針を作るなら、『尊厳とは何か』という視点を踏まえつつ、現場の神職や氏子の意見も取り入れるべきだ」と話している。』
指針もへったくれもなく、現場の宮司さんが決めればそれでおしまい。議論すべき問題ではありません。それっていい加減では、って?はい、いい加減です。神のことは人間にはわかるわけないので、神の使いである神職が金儲けのためでなく(これが重要!)認めているのならそれでいいんじゃないですか。それをどう思うかも、その人次第でしょう。
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コメント
おはようございます。
ネット参拝もいいのではないでしょうか。
それよりも、神社が在日にのっとられて大変なことになっています。TBします。
投稿: 蓮 | 2006年12月20日 (水) 07時31分
蓮さん、ありがと!
投稿: 練馬のんべ | 2006年12月20日 (水) 21時05分
私も蓮さんと同意見です。
確かに現地に赴いて参拝するのが良いでしょうが、如何しても赴けない人もいます。
例えば、仕事や家事等に追われている人、寝たきりの方等・・・
そういう方にはネット参拝もありだと思います。
神様仏様はそんな細かい事(ネット云々)には拘りをお持ちじゃないと思います。
また参拝できなくても日頃から善い行いをしている人には神様仏様からの御利益が自然とやってきますよ。
昔から言うじゃないですか、「笑う門には福来る(ちょっと違うかな?」「因果応報(これも違うかな?)」って。
そんな私は金曜日に熱田神宮に参拝に行ってきます。
初詣の代わりにね。
年末年始は勉強三昧なのでそれが上手く行くように&家族の健康をお祈りして来ます。
【追記】
先程大学入試の英文解釈をしていたら、「日本文化とアメリカ文化の違い」を述べた問題文がありました。
それについて2,3点ほどお聞きしたい事があるのでしょうが、このブログに書いて宜しいでしょうか?
投稿: 憲史朗 | 2006年12月20日 (水) 22時15分
憲史朗さま
年末に参拝するのを「納め参り」と呼び、良い年が迎えられる、と言われているようですね。
質問を書いて頂くのは構いませんが、回答できるかどうかわかりませんので、できなかったらそのときは勘弁ということで。
投稿: 練馬のんべ | 2006年12月20日 (水) 22時40分
いえ、答えられる範囲だと思いますよ。
「率直にモノを言うべき、であるアメリカ」とそうでない日本、見たいな感じでした。
場面は朝食。
また明日書き込みます。
投稿: 憲史朗 | 2006年12月20日 (水) 22時44分