マイホームパパがかっこいい?!
『マイホームパパがかっこいい 男性誌に広がる家庭志向』(SankeiWebより)
マイホームパパがかっこいいとは私は決して思いません。基本的に子育てとかっこよさというのは矛盾するものでしょう。私は誰がなんと言おうが知ったことではないので全然苦にならないのですが…
でも、お父さんがかっこよく?!育児協力することで、お母さんがご機嫌に元気に育児できるのだったらそれはまたよし。少しでも(特に専業主婦の)お母さん方が元気でいられることが、少子化防止につながるものと思います。
流行でなく、当たり前に定着してくれればいいんですけどね。
---------以下、引用--------
■男性誌に広がる家庭志向 有名人も“お手本”
最近、家族の絆(きずな)に焦点をあてた男性誌が目立つ。洗練されたファッショングラビアの中に妻や子供が登場し、ちらりと生活感がのぞく。実生活とも重なるリアルさが30~40代を中心に共感を呼ぶようだ。(津川綾子)
□家族で食事
「家族で一緒に食事をしよう!」-。男性ファッション誌「OCEANS(オーシャンズ)」に先月、こんな文言が踊った。家族で楽しく食事をすることで、非行から子供を守ろうと全米で展開されている「ファミリーデー」運動を、同誌を発行する「インターナショナル・ラグジュアリー・メディア(ILM)」が日本で推進していく、そう宣言したものだ。
毎号、家族の幸せな光景が表紙を飾り、ページを繰れば洗練されたファッションに身を包んだパパが、じゃれつく娘の頭をなでている。同誌はスタイリッシュな中にも温かな家族の空気を盛り込んだファッション誌としてはパイオニア的存在だ。読者の8割は既婚で、そのうち8割に子供がいる。
編集長の大久保清彦さんは「ちょいワル」ブームを巻き起こした「レオン」の元副編集長。「木村拓哉やブラッド・ピット…、男性が憧(あこが)れる30代、40代は子供がいて家族がいて、それが自然でスタイリッシュ。家族を隠して彼女とデートするより、おしゃれをして家族でどこかにでかける。男性の『かっこいい』の基準が変わってきた」と話す。
ちなみに大久保編集長は「●(=黒ハート)」マークが大好きだという。「純愛小説がはやったり、トップブランドがチャリティーに熱心だったり。『ラブ』が時代のテーマだからこそ、家族を意識するのだと思う」とも。
来年4月の創刊1周年記念イベント「オーシャンズ ファミリーラウンジ ウィズ ラブ」では、ファミリーデー関連のイベントも予定。「ファミリーデー」運動のコミュニケーションディレクターで、ファッションジャーナリストの伊藤操さんは「こんな忙しい世の中だからこそ、食事の場で家族がコミュニケーションを取ることが大切。地味な活動ですが、『オーシャンズ』を中心にILMが発行する各誌で今後、推進していきたい」。
□ママも喜ぶ
「差がつくバギー選び」「男の育児」-。テーマは育児だが骨太な見出しが表紙に踊る。今月創刊した新雑誌「FQ JAPAN(エフキュージャパン)」だ。FQは「ファーザーズ クオータリー」で、直訳すればパパ向け季刊誌だ。
「男性の育児はかっこいいというより、当たり前という時代。一方で、興味はあるけど育児は恥ずかしいと躊躇(ちゅうちょ)する男性もまだ多いのが現実です。だからこそ気軽に手に取れて楽しめる、スタイリッシュな育児の情報誌を作りたかった」と清水朋宏編集長は話す。通勤電車でひよこが表紙の育児雑誌を広げるのはためらう男性も、ジョニー・デップが表紙なら平気だ。
車やファッションと同様に育児グッズもセンスよく紹介。男性ならではの知的好奇心をくすぐる。また、ジョニー・デップが「夢みたいにすばらしい子供たち」との暮らしを披露し、ミュージシャンの布袋寅泰が娘の前でサンタの格好をしたり、藤井フミヤが「仕事は子育ての次」と堂々と育児を語るインタビューも充実している。
一方で「キッザニア東京」や「こどもの城」(ともに東京)など、母親向け雑誌では常連でも男性誌にはなじみのない遊びのスポットも紹介。「子供を外に連れ出すのは父親のほうが得意。父子が遊べばプライベートな時間をママにプレゼントすることもできる」(清水編集長)。この雑誌、読者の7割は男性だが、妻が夫に買って渡すケースも目立つという。
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コメント
>家族を隠して彼女とデートするより、
不倫?LEONだから不倫なんだろーなーどろどろの。
投稿: 蓮 | 2006年12月25日 (月) 07時59分
蓮さん
そうなんですか?なんせ私はこの手の男性誌には縁がないんでよう知りませんけどね。かっこよく生きたい、なんて虫酸が走ります、あ、こんなこと書いちゃいかんなあ…
投稿: 練馬のんべ | 2006年12月25日 (月) 20時09分
マスコミが作り上げるブームってのはロクなものがないケースが多いので油断は大敵ですよ。
「ブーム=一時的なもの」ですから。
バブル経済盛んなりし頃は「DINKS」ってのがありましたね。
私が一番懸念しているのはこの「マイホームパパ」をジェンダー主義者に悪用されかねる恐れがあるということです。
「男性も女性と何もかも全く同じ様にこなせ!」と言って来るかもしれません。
投稿: 憲史朗 | 2006年12月25日 (月) 21時24分
憲史朗さん
まさに仰せの通り。肝腎要のコメント、ありがとうございました。
投稿: 練馬のんべ | 2006年12月25日 (月) 21時30分
いえいえ。
私は良い意味でこれがブームとなり、文化として根付いてくれる事を期待しています。
だから敢えて厳しいコメントを書きました。
私もこれについては思う事があるので、後日また書かせていただきます。
気を悪くさせてすみませんでした
投稿: 憲史朗 | 2006年12月25日 (月) 21時35分
憲史朗さん
気を悪くするどころか、このようなコメントを誰か書いてくれると嬉しいなあ、と思っていたわけです。大いにご説に賛成です。
投稿: 練馬のんべ | 2006年12月25日 (月) 21時49分
母親としては、父親も育児に協力して欲しいけれど、かっこよさとは別次元の話ですね。
子供をどのように育てていくか、最低限教えなくちゃならないことは何か、ということを真剣に考えたり、母親では言うことを聞かないときにガツンと言ったりして欲しい。
「かっこいいから育児参加」っていうのは、結局子供のことより自分がどう見られるかが重要なのですよね。
本当の育児は、自分の事を二の次にしてでも子供の成長を助けることだと思うので、育児はツールでしかないこの雑誌は軽薄に思えます。
>おしゃれをして家族でどこかにでかける。
そして世間に見てもらいたいわけでしょ、家族に親切にしているやさしくおしゃれな自分を。
ジェンフリもそうですが、「自分がいちばん」の人たちが多すぎるので、ついつい意地悪な目で見てしまいます。
投稿: milesta | 2006年12月25日 (月) 23時06分
milestaさん
うん、そうそう。なんと嬉しいコメント。子供3人に日々向き合っている頑固オヤジとしては「かっこよくなんかできるもんけえ、おとといきやがれ、このスットコドッコイ!」とブチ切れてしまいそうです。
でもまあ、スットコドッコイさんたちが、どんな動機でもいいから子育てに目を向けてくれて、特に専業主婦のお母さんが孤立感が緩和できれば、少しはましではないかと…
投稿: 練馬のんべ | 2006年12月25日 (月) 23時40分
私も言いたい事が色々とありますが、もう時刻が遅いのでまた明日にでも書き込みさせて頂きますが宜しいでしょうか?
私が趣味でやっている大学の入試問題の英文和訳(将来は資格を取りたく思っていますが)で気になった事を描かせて頂きます。
のんべ~さんでも十分答えられます。
またかなり参考になる考えも載っていましたし。
是非期待して待っていて下さい。
投稿: 憲史朗 | 2006年12月27日 (水) 22時23分
憲史朗さん
はい。お待ちしています。
投稿: 練馬のんべ | 2006年12月27日 (水) 22時32分