2035年以降、日本人100万人ずつ毎年減少?!
産経も読売も一面トップです。社説も読売・朝日・毎日そろい踏み。仲の良いことで。
こんなのは、「中位推計」のさじ加減だけの話です。過去、「中位推計」が当たった試しがなく、常に低位推計の数字に近いところで推移しています。今回ばかりはやや低位推計に近い数字を示して世間の様子を見た、というところでしょう。
厚生労働省が年金破綻は自分たちのせいではなく人口減少社会になったからなんだよ、という言い訳づくりは明らか。100年安心からわずか数年でこの有様。年金制度の見直しがまた大騒ぎして行われるのでしょうが、こんどこそ低位推計に近い数字を元にしてまともな議論をしてほしいものです。既得権にも切り込まざる得ないし、役人天国も潰さないことにはなにもできません。
少子化対策は、既に何度も話題にしているので多くは記載しません。一連の記事をご覧頂ければ幸いですが、簡単に書くと、
<家族を大切にしよう>
・伝統的な家族を大事にする政策
<専業主婦ばんざい>
・子育て期の女性が安心して専業主婦でいられる政策
・子育て後の女性が会社に復帰できる仕組みづくり
<若者が安心して結婚できるように>
・若者が正社員として就職できる政策
・若者を超長時間労働から解放する政策
・テレビで素晴らしい結婚子育てドラマを!
<子供を作らせない教育を是正せよ>
・フェミ教育の撲滅
--------産経新聞より----------------
2035年以降、日本人100万人ずつ毎年減少 人口推計発表
厚生労働省は20日、社会保障審議会の人口部会を開き、合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産む子供の平均数の推計値)が、中位推計(最も実現性が高いとみられる推計)で、2055年に1.26になるとした新たな将来人口推計を発表した。前回推計では1.39まで回復するとしていたが、晩婚・晩産化が進み大幅に下方修正した。人口は加速度的に減り続け30年後の2035年に減少幅が年間100万人を突破。以降もほぼ同じペースで減る深刻な人口減少社会が到来するという。
将来人口推計は2002年1月以来約5年ぶりの見直し。同推計によると、少子化の指標となる合計特殊出生率(中位推計)は2013年に底を打った後、やや上昇するものの、前回推計値を大きく下回る水準で推移し、2055年には1.264となる。
「香川県規模、年1つ消滅」
合計特殊出生率が多少回復しても、子供を産める年齢に達する女性の数そのものが減少していくため、生まれる子供数は減り続ける。昨年実績は106万人だったが、2055年には約4割の45万7000人にまで急落する。
日本は昨年、予想より2年早く人口減少社会に突入したが、出生数から死亡数を引いた人口増減は今後もマイナスが続き人口減少に歯止めがかからない。しかも減少幅は加速度的に広がり、2035年には100万人の大台を突破。以降も毎年100万~110万人減少し続ける。人口数でみると、香川県や和歌山県規模の都道府県が毎年1つ消滅する計算だ。
総人口も昨年の1億2777万人から年々減り2046年には、前回推計より5年早く1億人を割り込む。2055年には8993万人にまで下落する。100年後の2105年も参考値として示されたが、4459万人という衝撃的な数字となった。
一方、少子高齢化が一層進み、2055年の日本人の平均寿命は、2005年よりも約5歳伸びて「男性83.67歳、女性90.34歳」となる。この結果、総人口に占める65歳以上の割合は現水準の2倍の40.5%にまで膨らみ、「5人に2人が高齢者」という極めていびつな年齢構成の社会が訪れる。
■将来人口推計 向こう50年間の人口がどうなるかの予測。国勢調査の結果をもとに厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所が5年に1度見直して発表する。社会保障政策のほか、交通・住宅需要といった国土計画などに活用される。
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コメント
同じテーマに触れている日記がありましたのでリンクしておきます。
http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=329372&log=20061221
(マスコミの悲観論に警鐘を鳴らしております)
★母親ですが、右目の下がかなり腫れ上がっております(紫色状態)
ですが、骨に異常は無いですし、それ以外に目立った症状も無く、何より本人が至って元気ですので安心しました。
母親を最も介護する機会の多い私としましては、深く反省をしなくてはならないと思っております(今回の事故を引き起こした張本人ですから)。
これを機会に「福祉関係の資格(福祉住環境コーディネーター、ヘルパー)」取得を考えております。
取っていれば何かと得をしますからね。
ここまで育ててくれた(私を)両親に出来るだけの恩返しをしたく思います
★熱田神宮、行って参りました。
熱田神宮には現在「創祀千九百年記念造営事業(~あかがねの大屋根にあなたのご芳志を~)」なるものが展開されているようです。
そこでお聞きしたいのですが「創祀」とは本来如何なる意味なのでしょうか?
私は「熱田神宮が存在し始めて千九百年」という意味だと思っておりますが(妙な表現ですみません)。
それと、その事業に関し、『銅板一口二千円より広く皆様の御奉賛を賜ります』とお守り等を入れて頂く小さな紙袋に記されておりました。
銅板に名前を刻んでお納めすると、新しく出来る大屋根に利用されると言う事でしょうか?
それなら永遠に名前が残る行為なので是非来年取り組みたく思います。
質問ばかりですみませんが宜しくお願いします。
投稿: 憲史朗 | 2006年12月22日 (金) 21時16分
憲史朗さん
お母様のお具合が悪くないようで何よりです。お母様のために福祉関係の資格を取得しよういう志、素晴らしい!
創祀という単語は広辞苑にも載っていませんが、創は「はじめる」、祀は「まつる」ですから、熱田神宮の祭神を祀(まる)り創(はじ)めたこと、でしょう。日本武尊が身をお隠しになった後、お妃である宮簀媛命が、神剣をここ熱田の地にお祀りになったそうなので、そのことと思います。
銅板のお名前は熱田神宮がある限り残るのでしょうから(立て替えても記念として残るはず)寄付の意義はとても大きいと思います。
投稿: 練馬のんべ | 2006年12月22日 (金) 21時59分
コメント有難う御座います
来年からは年末に神社参拝をする事にします。
(初詣のあの混雑に巻き込まれるのはもう御免ですから)
私は何故か熱田神宮に惹かれるのです。
元々ドラゴンズの大ファンなので名古屋という街が大好きではあるのですが、何故熱田神宮に惹かれるのかが分かりません。
前世が名古屋人だったのかな?
(ちなみにうちの家系はずっと近江の国でした)
あと、熱田神宮の最寄り駅の一つ、JR熱田駅が寂しすぎます。
バリアフリー化されているのは良いのですが、快速列車が停まらない、ホーム等の老朽化が眼に見えている等々。
何とかして欲しいです。
ほぼ毎年名古屋観光&熱田神宮参拝をしている者としては切に願います。
投稿: 憲史朗 | 2006年12月24日 (日) 21時23分
憲史朗さん
熱田は行ったことありませんが、電車でなく車で行く人が多いのでしょうか?JR東海がけちなのですかね?
私も年末という意見に納得して一般参賀の帰りに靖國神社に行ってきました。私に限らず、一般参賀帰りの人は結構多かったようです。
投稿: 練馬のんべ | 2006年12月24日 (日) 21時37分
JR東海は東海道新幹線でかなり儲けてるらしいですから、もうちょっと考え直して欲しいですよね。
原宿駅(明治神宮の最寄り駅)も狭い感じがしますが。
投稿: 憲史朗 | 2006年12月24日 (日) 21時41分
憲史朗さん
原宿駅、とても狭いし、改装もしていませんね。確か年始などは臨時ホームを使うはず(外回り電車が両開きになるのかな?)ですが。また、駅近くの竹下通りがやたら人が多いのに狭い。東郷神社に行くのに一苦労します。
投稿: 練馬のんべ | 2006年12月24日 (日) 21時59分