未履修やいじめを悪用しようとする勢力
※(2007/5/27追記)この記事に対して、毎日のように海外からスパムコメントが入るので、この記事に対しては今後はコメント禁止とします。ご了承下さい。
こういう声が出てくると思ってました。毎日でしたか。
『教育基本法改正 机上論争の前に現実に目を』(10/31毎日社説)
『「愛国心」などを争点にする教育基本法改正案の実質審議が30日、衆議院の特別委員会で再開した。議論がともすれば空疎に響くのはなぜだろう。社会や教育界で現実に起きている緊急問題や矛盾とかみ合わないからだ。』
要するに、いじめ問題や履修偽装問題が緊急課題だから、愛国心論争なんかやめろと。教育基本法なんか改正しないでいいと。もちろん、そんな本音は隠して、
『また法案阻止の時間稼ぎの方便にこの論議が利用されてはならない。そうした駆け引きは不信を大きくするだけだろう。』
と一見真っ当なことを書いているのですが、直後に(結語です)
『一方、教育基本法改正論に対しては「それで現場の難問が解決するのか」という異論が常にある。推進派もそれに答える意味で、眼前にはだかる現実問題とまず向き合い、国民的論議に広げていくべきだ。それが、ひいては法の改正をめぐる論議に厚みをもたせることにもなる。』
実にもっともらしい議論をなさっているのですが、本音は先送りせよ、ということがミエミエです。教育基本法改正に反対なのですね。
今回のいじめ問題や未履修問題が一斉に発覚したのは、教育基本法改正に対して、今はそれどころではないんだよ、というキャンペーンとしか思えないわけです。いじめ問題なんて日教組が全盛を極めていた当時から綿々と続いている問題だし、未履修問題もマスコミなどではとっくの昔に分かり切っていたはず。これをこの時期に一斉に出したわけです。
このような問題が発覚した以上、教育基本法改正によって日教組の首を絞めるのは余計に喫緊の問題になっています。いじめはかならず起こるものだけど、それを見て見ぬ振りをする教師の質の問題、つまり教育基本法を悪用してきた日教組の問題が大きい。日教組を潰さずして教育再生なんぞ夢のまた夢。教育基本法改正に日教組があれだけ危機感を持って反対していることを見れば、教育基本法改正こそが第一歩です。今はまさにそれを議論しているわけだしあと数日で成立するのだから粛々と成立させて、それから議論すればいい。先送りにする必要などどこにもありません。
朝日は素直に教育基本法に反対してましたけど、それはそれで言論の自由です。しかし、今回の毎日は、まさに卑怯の一語です。
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コメント
教育については、朝日より毎日の方が、強固な思想を持っている気がします。国家国旗強制反対や「新しい歴史教科書をつくる会」に対する反対運動について、とても詳しく報道し、応援するような記事や社説もたくさん書いています。まるで日教組の広報誌のようです。
投稿: milesta | 2006年11月 1日 (水) 19時52分
milestaさん
そうでしたか。毎日はあまり見ないので知りませんでした。一度潰れた会社なのに懲りませんね。
投稿: 練馬のんべ | 2006年11月 1日 (水) 21時51分