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2006年11月 7日 (火)

下村官房副長官の「家族がいちばん」

待機児童問題で官房副長官「母親は家庭で子育てを」』(読売新聞より)

『下村博文官房副長官は5日…保育所の入所待機児童解消策について「本当にいいのか見直すべき時期に来ている。(特にゼロ歳児保育に)税金投入するなら、(母親は)無理に働かなくても、家庭でしっかり子育てをやってもらえるようにシフトしていくことが望ましい」と述べた。政府が進めている待機児童解消策の見直しを求めたものと見られる。
また、下村氏は「家庭をバラバラにする政策ではなく、人間社会の原点である家庭を再び構築していくような政策が必要だ」と強調した。』

「家族がいちばん」を見ているのかと錯覚するような話です。びっくりしました。

本ブログとしては至極当然の主張だと思いますが、よくぞ思い切った発言をなさったもの、下村氏に敬意を表します。

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コメント

「家族がいちばん」をご覧になっているんですよ、きっと。(笑)
しかし、本当に思いきった発言ですね。私も賛同する内容ではありますが、こういう発言をすると、必ず「女性を家に閉じこめる封建的な発言だ。」という輩がいますからね。家庭教育力の低下と言われていますけれど、母親としての一番の仕事を蔑ろにして、外に出てしまったら、それは質・量ともに低下するに決まっています。至極当然のご発言ですよね。

練馬のんべさんには既にお読みいただいたエントリですが、ぴったりだったのでTBさせていただきますね。

投稿: milesta | 2006年11月 7日 (火) 11時53分

milestaさん
ご覧頂けていればいいのですけどね(笑)
さっそく、こともあろうに高市少子化担当大臣がかみつきました。フェミおばさんならともかく、困ったもんです…
TBも、確かにぴったりですね。

投稿: 練馬のんべ | 2006年11月 7日 (火) 19時59分

>フェミおばさんならともかく、困ったもんです…

ホントですね。私もそのニュースを見て驚き、ここに飛んできました。結局、政界に出る女性は、キャリアウーマンの代表だということか・・・とがっくりしました。

ブログを見ると、寡婦の方やシングル女性が云々という意見がありますが、そういう方への福祉は別に設けることができるでしょう。そういう特例を引き合いに出して、大多数の一般家庭についての政策の足を引っ張るべきではないですよね。

投稿: milesta | 2006年11月 7日 (火) 20時10分

milestaさん
すんません、これを受けての次の記事で文中に以前頂いたコメントを引用いたしました、ご了承を。

投稿: 練馬のんべ | 2006年11月 7日 (火) 20時42分

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受信: 2006年11月12日 (日) 11時13分

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