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2006年11月28日 (火)

女流棋士会(将棋)、頑張れ!

将棋の女流棋士会が将棋連盟から独立の動きがあるとか。三行半を叩きつけよるのか、それとも連盟がお荷物に思ったのか、詳しい話は全く知りませんが、女流棋士会にとって大きなチャンス、頑張れ!

女流棋士ら、将棋連盟からの独立を検討』(読売新聞)

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日本将棋連盟に所属する女流プロ棋士で組織する「女流棋士会」(会長・藤森奈津子女流三段)が12月1日に臨時総会を開き、同連盟から独立する方向で検討していることが25日、分かった。

独立案が固まれば、同連盟理事会(米長邦雄会長)に正式に協議を申し入れる。
将棋の女流棋士は、1974年に女流名人位戦の創設とともに6人で発足。現在では現役プロだけで50人を数えるが、男性棋士のように社団法人である同連盟の正会員ではないため、同連盟の棋士総会での議決権も傍聴権もない。毎月の基本給がないうえ、厚生年金にも加入していない。

対局料だけでは年収100万円にも満たない女流棋士も多く、待遇面での改善を求める声が強かった。

女流棋士会は今春から制度改革を本格的に検討、独自に公式戦を運営するうえでの課題を検討してきた。
--記事本文ここまで--

名人戦問題でがたついた将棋連盟。あれ以来、私は将棋関係で金を払うことは一切止めました。将棋人口は2000万人と連盟は言っていますが、お金を払うファンはごく少ないのですが、その数少ない人たちの将棋離れは激しいものと思います。

連盟経営は厳しいのに将棋の弱い人の声は経営のプロの声だろうがなんだろうが聞かない人たちです。

男性と同じ土俵では今までプロになれた女性はいませんでした。門戸は開放されているけど、今までプロになれたのは野田香子ただ一人…あ、それはNHKドラマ「ふたりっ子」だった…。

女流棋士は別枠採用で、女流だけの棋戦に参加し、一般棋戦には女流棋士の代表がアマ代表と同じような位置づけで参加するだけです。給与体系も完全に別。

女流は弱いから、というわけで女流棋士には辛く当たってきた連盟。女流棋士を育てるのも連盟の役割の筈なのに、ちっとも育ちません。連盟理事会からの提案もあったらしいなので(asahi.com)連盟がお荷物に思っているのかも知れませんが、女流棋士は普及には欠かせない存在、この事態で連盟はさらに窮地に追いやられることに、連盟は気づいていても目を瞑るのでしょうね。ふっふっふ。

ただ、今の女流棋士のレベルでは、トップレベル以外は棋譜で金は取れないのも事実。今後、女流棋士全体のレベルを上げることは女流棋士会の重要な責務です。将棋連盟のくびきを外せば、いろいろな知恵も出てくると思います。期待しています。

なお、ついでに一言。囲碁棋士の世界は、基本的に男女の区別がありません。プロになる道も同じ。一応、女流特別枠はありますが、男性と同じ土俵でプロになった人も多い。女性のプロしか出られない棋戦も少しありますが、女性のプロが出られない棋戦はありません。男女同権なので、同じような問題は発生しないでしょう…。

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