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2006年10月24日 (火)

「女系天皇」という言葉は誤用

天皇陛下は男系に限ります。それが2666年かそれ以上の伝統である、と本ブログでは言い続けています。
また、男系でも、女性天皇については、あまりにも負担が大きく無理、という主張です。

女性天皇可とする意見もあります。天皇陛下の激務を誤解なさっている方々かと思います。私も当初は女性天皇可かと思っていましたが、いろいろ調べるとそりゃあ無理だあ、と思うようになりました。
もしそうでなければ、愛子殿下が陛下になられたときの負担をかわいそうと思わない方々などですので、そんなのは相手にすべきではありません。まあ、今回はそれ以上の議論はしません。

いわゆる「女系天皇」が是である、という意見もあります。ここではその「女系天皇」という言葉について一言。

川村けんとの「いい加減にします」』では毎日記載なさっているのでそちらを見て頂くのが早いかと。
川村けんとさんのお言葉『今次の皇室典範改正問題の論点は「女系天皇を容認するか否か」ではなく「男系天皇を放棄するか否か」』に尽きています。

以下、補足。

男系とは何か。それは、父親を辿れば(極端なことを言えば)神武天皇にたどり着くこと。
もちろん、はるか昔に臣籍降下(天皇の血筋でありながら宮家から外れ一般人になることの戦前までの言い方)なさった方は男系ではありますがいまさら天皇になる、というわけにはいきません。例えば清和源氏は清和天皇の男系の子孫ですが、清和源氏の傍流(もちろん男系)の足利尊氏は朝敵、その子孫が天皇になるわけにもいきますまい。したがって、現代の常識で言えば、現存する各宮家に加え、GHQの命令で臣籍降下した旧宮家までの男系子孫を男系というのでしょう。

それに対し、女系とは男系以外。例えば黒田清子様は男系ですが、既に民間人になられてだんな様は天皇家の血筋ではない。したがってそのお子様が産まれた場合でも、男系ではありません。

だったら女系か。黒田清子様または美智子皇后陛下を開祖とする女系とも言えますが、もし黒田清子様のお子さまが天皇になられたら、天皇家から見れば男系でも女系でもありません。

本来、民主主義ではなく伝統で決めるべき問題だから、男系の天皇しかあり得ないことは、議論も不要で自明のことです。

しかし、多くの国民に誤解を受けたままで反感を買うようなことはあっては困ります(なお、ここで言う国民にいわゆる「市民」は含みません)。マスコミや各ブログでは(私もつい使っていたので大いに反省)「女系天皇」という不正確で誤解を招く表現はぜひ修正していただきたい、と思います。

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コメント

私も「女系」という言葉の使い方には大いに疑問です。天皇家は「男系」以外にあり得ません。現在の日本社会においても家は男が継ぐもの、という概念が浸透しており、それを簡単に覆すことはできません。
たとえ後継者が女子ばかりでその家が断絶することになっても、しかるべき男子を迎えてその家を存続することはありますが、天皇家の場合はその質が一般国民とは全然違います。天皇家としての「家」を継承するだけなら他のしかるべき男子を養子とし、「家」を存続させることは可能でしょう。しかし、天皇家は中身が違います。引き継ぐべき者が全く違います。祖宗の魂を引き継ぐという使命とともに、日本国の精神を引き継いでいます。国のもっとも根幹をなす魂を引き継ぐべき家柄ですから、全く違う家の精神を引き継ぐ人を天皇家に入って受け継いだ時点で天皇家に引き継がれた魂は全く異質なものになってしまうと考えます。

投稿: かついち | 2006年10月24日 (火) 11時23分

のんべさん、
またもや論理で攻めてきましたか。でもこれも正確ですね。女系の天皇はありえないのですから、確かに「女系天皇」は形容矛盾です。
せめて「女系」天皇、あるいは女系「天皇」としなければ正しい日本語とはいえません。しかし、天皇に括弧つけするのは不敬な感じもするので、「女系」天皇としか表記はできないかもしれません、あえて表記するならば、ということですが。
それにしても、、「女系」天皇という現実が出現しないことが一番です。

投稿: マルコおいちゃん | 2006年10月24日 (火) 16時30分

かついちさん、マルコおいちゃんさん
仮に、練馬家が女系でつながっているとして、女系というからには初代以降ずっと女性がついでないとおかしいですね。私は一人っ子ですからのんべ家は女系としては私が最後、ということになります。そうすると母(一人っ子)の母(弟ばかりの長姉)の母(姉妹がいた)の姉妹の女の子孫を捜してきてつがせないといけない。女系ってそういうもんですよね。(もちろん練馬家はそんな立派な家ではない。)
天皇家は男系でつながっている以上、女系にはなりえません。仮に愛子内親王殿下が即位され、その子供が継いだら、愛子天皇陛下を初代とする女系第2代、というなら日本語として間違いではありません。もしくは男女両系による128代とするか。認めがたい話です。(その頃はまず間違いなく私は生きていないけど)
男系でなくても可という議論は、敗戦により天皇家の伝統は既に断絶、日本国憲法がすべての由縁である、という議論かとも思っています。今上天皇は、125代天皇ではなく、人間宣言した昭和天皇を祖とする第2代天皇であると。もちろん、私はその議論に与しません。

投稿: 練馬のんべ | 2006年10月24日 (火) 22時32分

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