皇室典範問題について再度記述
新宮様が誕生なさって皇室典範問題は一段落、しばらくは国会で議論されることもないでしょう。しかし、女系・女性天皇を支持する勢力が陰で頑張りを見せるのは目に見えているので、本ブログでも再度問題を俎上に上げておきましょう。
言うまでもなく、天皇は男系の万世一系。2666年続いた伝統を変えるなどというのは暴挙そのものです。ある人のブログで
『「なぜ男系でなければいけないのか」という素朴な疑問にも「皇室の歴史」という以外に明確な回答を聞いたことがありません。』
という意見をみかけましたが、素朴な疑問には素朴な答え、記述の通りです。皇室から歴史を否定した瞬間に伝統的な皇室ではなくなり、新しい皇室…つまり王朝の交替、「禅譲」…となるわけです。
伝統とは何か。言い換えに過ぎませんが、今上陛下は、万世一系の第125代天皇であるということ。日本国憲法により定められた第2代天皇?というなら女系天皇もOKでしょう。
WILLか諸君か忘れましたが、西欧民主主義は同時代人の意思のみが尊重される、という旨の記述がありました。伝統・歴史という先祖の無言の言葉に耳を傾けなければならないのが皇室典範の問題。民主主義で解決すべき問題ではありません。(ついでながら、政治家は子孫のために考えて同時代人からぼこぼこに叩かれるのが本来の役目でしょう。政治家諸氏は理解しているのでしょうか)
有識者と称する…なんと不遜な…人たちが皇室典範について片手間にほんのちょっと議論?し、やっぱり変な結論がでかかったまさにそのときに、新宮様ご懐妊が分かりました。これは先祖の無言の言葉である、となぜわからないのか不思議です。あ、わかる人ならあんな議論はしないか…。
PS.「諸君」に誰かが「日本は養子を取る伝統がある国で、シナや朝鮮は男系以外認めない国。男系にこだわるのはシナや朝鮮の伝統である」という趣旨の論文を載せていました。面白いですね。確かに商家なら有能な番頭を婿にして継がせることは普通だし、大名でもお家大事、跡継ぎがなければ末期養子を取ることもありました。なるほど、これも日本の伝統ですね。長くなったので次の機会に論じます。
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コメント
新しい皇室…つまり王朝の交替、「禅譲」・・・
女系天皇とは実質はそういう事になってしまうのですか。源氏物語も枕の草紙も過去王朝のもの。そういう意識が出てきたら、今までの文化があちこち色褪せてしまいそうです。
京都に魅入られる外国人は長い伝統と文化に感嘆し日本を好きになってくれる。
国の内で心持ちが変わるとき日本という国から誇りが失われ、外からは尊敬が失われる。
PS:この度は厳選お気に入りに入れていただき感謝です。今後ともよろしくご指導ください。
投稿: 黒猫じゃじゃ | 2006年9月11日 (月) 14時14分
黒猫じゃじゃさま
女系天皇の本質については、実は女系天皇賛成派の左翼…本質的に「天皇制」反対派…の人たちのほうが理解しているようですね。源氏物語に女系・女性天皇が出てくるはずもなく、「日本国憲法物語」の世界…
投稿: 練馬のんべ | 2006年9月11日 (月) 18時28分
練馬のんべさん。
あちしとこの記事に登場させちゃいまスた。
んでもまあ、女系天皇反対とゆーことで多めに見てくださいw
投稿: かっぱやろう | 2006年9月11日 (月) 21時54分
連投ゴメンなさい。
トラックバックの記事を間違えまスた。
_| ̄|○
すみません、最初の方削除してください。
投稿: かっぱやろう | 2006年9月11日 (月) 21時56分
かっぱやろうさま
TBコメント有り難うございます。
最初の記事ではご紹介頂きありがとうございます。わーい!TB残して置いてもいいですか?
投稿: 練馬のんべ | 2006年9月11日 (月) 23時34分