所信表明演説、論旨は素晴らしいがカタカナ多すぎ…
私は安倍支持ですが、文句は遠慮なく言うつもりです。
さて、安倍首相の所信表明演説について。
最初にはっきり
『額に汗して勤勉に働き、家族を愛し、自分の暮らす地域や故郷を良くしたいと思い、日本の未来を信じたいと願っている人々、そしてすべての国民の期待に応える政治を行ってまいります。』
『一つ目は、文化、伝統、自然、歴史を大切にする国であります。
二つ目は、自由な社会を基本とし、規律を知る、凛(りん)とした国であります。
三つ目は、未来へ向かって成長するエネルギーを持ち続ける国であります。
四つ目は、世界に信頼され、尊敬され、愛される、リーダーシップのある国であります。』
と宣言されたのは素晴らしいことです。家族を愛すること。伝統文化を大切にすること。私は、嬉しい!
しかし…途中からカタカナ言葉の濫用はいかがなものかと。官僚の作文かと思うほど。ちっとも「美しい国」の言葉ではありません。猛省を期待します。
次回の演説は「美しい言葉」でお願いします。
所信表明演説より気になった部分の一部
一国のトップリーダー→日本の首相、のほうが適切。
世界のグローバル化→意味不明。世界の均質化?そう言い切れまい。
活力に満ちたオープンな経済社会→意味不明。関税や非関税障壁撤廃?
イノベーションの力とオープンな姿勢により、日本経済に新たな活力→意味不明。イノベーションとはどのような技術革命なのか?
自宅での仕事を可能にするテレワーク人口の倍増→なんだこりゃ?在宅勤務のこととすれば「自宅での仕事を可能にする在宅勤務」では馬から落ちて落馬。
日本がアジアと世界の架け橋となる「アジア・ゲートウェイ構想」→全く意味不明。例えば、中共が日本を窓口にして世界と話す、などあり得ない。
ニートやフリーター→ニートとは何かわからん。
NPOなど「公」の担い手を支援し、官と民との新たなパートナーシップを確立→意味不明。まずNPOが公の担い手でありるはずもない。NPOに公の役割を与えようというなら公の責任回避にすぎない。
国と地方の基礎的な財政収支「プライマリー・バランス」→「」内が余計
「道州制ビジョン」の策定など、行政全体の新たなグランドデザイン→いかにも官僚用語
「人生のリスクに対するセーフティネット」→極めてわかりにくい言葉。小泉前首相の「人生いろいろ」なみ。
「新健康フロンティア戦略」→全く意味不明。
自動車燃料にバイオエタノールを利用するなど、バイオマスの利用→知らない人には全くわからない専門用語(この演説的な言葉で言えばジャーゴン)に近い
もうやめます。疲れました。
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