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2006年8月23日 (水)

今日は処暑、明日からは閏七月

今日は二十四節気のひとつ、処暑。暑さが収まる頃というくらいの意味ですが残暑が厳しいですね。

二十四節気は太陽暦そのもの。例年ほぼ同じです。そして、処暑は七月中 (文月)
(※文末「まめちしき」参照)。つまり、7月には必ず処暑の日があります。今日は旧暦では7月30日です。

ということは明日は新月。同じように、秋分は八月中、今年はご存じのように9月23日。22日が新月、23日は2日月(既朔)です。ということは9月22日は八月一日。

というわけで、明日からは珍しい閏月(閏七
月)。今年は七月(秋の走り…つまり残暑の時季)が例年より1ヶ月長いので、残暑が厳しいのも納得、きっとまだまだ収まりません。本格的な秋になるのはやっぱり葉月になってからです。

七月が2回あるということは、当然七夕も2回(新暦で7/31と8/30)あります。ちょっと意表つかれますね。

織姫様と彦星様のデートは例年通りの新暦、旧暦、新暦月遅れに加えて、旧暦閏が4回目、そろそろ喧嘩か…冗談ですので織姫様彦星様ご勘弁を、どうかこの幸運な年のデートを楽しんで下さい。

旧暦は農暦とも言います。旧暦で種を蒔く方がうまくいくと聞きました。不思議ですが、この知恵はぜひ後世に伝えたいですね。


(まめちしき)月を決める二十四節気を「中気」「中」といいます。
春:雨水(正月中、2/19頃)、春分(二月中、3/20頃)、
  穀雨(三月中、4/20頃)
夏:小満(四月中、5/21頃)、夏至(五月中、6/21頃)、
  大暑(六月中、7/22頃)
秋:処暑(七月中、8/23頃)、秋分(八月中、9/23頃)、
  霜降(九月中、10/23頃)
冬:小雪(十月中、11/22頃)、冬至(十一月中、12/21頃)、
  大寒(十二月中、1/21頃)

中は30日強(12/365)ごとにありますが、旧暦の一ヶ月は月の満ち欠けですから29日か30日、たまたま「月の内に中気を含まない月」が発生します。その月を「閏月」または「閏N月」(Nは前月)と称します。太陽暦と組み合わせた絶妙の陰暦、この先祖の知恵には頭を下げるしかありません。

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