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2006年6月16日 (金)

小沢氏の靖国「分祀」論で民主党にメール

民主党の小沢党首は、相変わらずの「分祀」論のようです。残念なこと。靖国も政局の手段にすぎないのでしょうか。非常に気になったので民主党に以下の通りメールをしました。

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表題:いわゆる「A級戦犯」のいわゆる「分祀」について
(以下本文)
小沢一郎先生

ニッポン放送でのご意見、毎日新聞にて拝見いたしました。新聞記事によれば、相変わらずA級戦犯は靖国で分祀すべき、という意見のようですので、それを前提に記述します。(なお文中、「分祀」を本来の意味とは異なる意味、最近流行の「一部の御霊を切り離して祀り直す」という神道にあるまじき意味で使います。)

A級戦犯とは東京裁判で事後法(法であるかどうかも怪しい)に基づき一方的に断罪された、つまり文明国のなすべきではない単なる復讐により処刑された諸先輩方であり、A級戦犯という範疇が意味がないことはご存じの通りです。

まず、分祀の根拠はどういうことでしょうか。東京裁判で死刑になった者は戦争でなくなった訳ではないので分祀すべきというのでしょうか。BC級戦犯として亡くなられた諸先輩方、また、ポツダム宣言受諾後に突然攻めてきたソ連軍の行動を日本本土に通話し続け、「みなさん、これが最後です。さようなら」の声を最後に自決なさった樺太真岡の女子電話交換手さんたちも分祀すべきなのでしょうか。私はそれはおかしいと思います。このような諸先輩方はいずれも日本の後進(我々)のために亡くなられた方々です。合掌。
それとも、いわゆるA級戦犯という意味ではなく、敗戦責任者を分祀すべき、ということでしょうか。その場合、今から誰が敗戦責任を背負うべきか議論するのでしょうか、それとも既に明らかなのでしょうか。

戦争に対する知識が不足しているせいか、私には明らかではありません。戦死なさった山本五十六海軍大将が最大の敗戦責任者、という考えもあり得るものと思います。海軍が戦況を必要以上に拡大し、またミッドウェー海戦で敗れたのが敗因であり、その責任は山本五十六大将が負うべき、そういう見方も成立すると考えます。しかし、山本五十六大将を靖国神社から分祀すべき、という意見は聞いたことありません。

それでは今から敗戦責任者を議論すべきでしょうか。敗戦の原因をはっきりさせ反省し、将来起こるべき戦争に備える、というなら理屈としてわかります(民主党さんが右翼と言われかねないそのような発想を持っているとは思いません)。しかし、死者の墓を暴いて鞭打とうという発想なら、それは政権を担おうという日本の政党とは思えないものです。そんな日本文化は存在せず、儒教原理主義の発想です。

以上、分祀論が私には理解できないことを記述しました。民主党さんは本気で分祀論を考えていらっしゃるなら、納得できる見解を示して頂きたいと考えます。

厳しい言い方ですが、民主党さんは中韓にへつらうために靖国に参拝しない、その口実としてA級戦犯を出しているだけなのではないでしょうか。政権を担おうという政党として残念なことです。

話は変わりますが、教育基本法も民主党さんは与党より優れている対案を出したのに自ら廃案にしようとしたことも先日批判いたしました。A級戦犯分祀論にせよこの教育基本法騒ぎにせよ、これでは政権を担う能力がない無責任政党である、と多くの国民は見ていることに早く気づくべきです。民主党さんには大きな期待を持っているのですが、期待は常に裏切られるのが残念です。

以上の記述は私のブログにも掲載します。
練馬のんべ 
http://nonbe.way-nifty.com/
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