朝日の社説は相変わらず
今日の朝日の社説『靖国参拝 肩すかしの最高裁判決』(実に悔しそうな表題)は相変わらずですので気が向いて余程おひまならどうぞ。http://www.asahi.com/paper/editorial20060625.html
大意は、
『首相の靖国参拝は違憲の可能性が強い。最高裁が憲法判断しないのは職務怠慢。首相は戦前軍国主義の象徴だった靖国に参拝するな。中韓も反発。』
くらい。これだけのことを言うのに社説の欄半分を使っている。これだけのことを紙面にあわせて引き延ばすか、それが社説執筆者の腕なんでしょうね。
反論も簡単に。産経社説の一部
『簡明にして要を得た判決である。憲法学者の中には、「傍論で憲法判断を示してもよかった」という意見もあるが、主文と関係のない傍論には法的拘束力がなく、あえて憲法判断に踏み込む必要はないだろう。
今回の最高裁判決は、首相の靖国参拝の公私の区別には触れていないが、首相就任後初の平成13年8月の参拝について判断したものだ。そのとき、小泉首相はモーニング姿で「内閣総理大臣」と記帳し、昇殿参拝した。このように堂々と参拝してほしい。』
でいいんじゃないですか。
産経の社説も、主張は納得できるけど、やっぱり(朝日ほどではないが)冗長。社説はだいたい冗長で、そんなもんなんですかね。読む方は忙しいわけで、偉そうな修辞は不要、簡にして要を得た社説であってほしいものです。
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コメント
TB有り難うございます。
最高裁はちゃんと、「審議するに値しない」と判決で言ってるのに、そのような事に憲法判断することが無理でしょう。
しかし判決文を読めば憲法判断していますね。
投稿: まさ | 2006年6月28日 (水) 22時31分