内閣法制局の皇室観は相変わらず困ったもの
数日前のことですが、自民党内閣部会(木村勉部会長)は、皇位継承制度について、女性・女系天皇容認と男系維持の両論を併記した中間報告案をまとめたそうです。
その件につき、旧宮家の竹田恒泰氏のブログでは、自民党議員から聞いた話として「内閣法制局は、女系容認で改正をする強い意気込みを保っている」ことを紹介しています。相変わらずお役人さまは困ったもんだ…
なぜ内閣法制局のお役人さま方はそんな馬鹿な頑張りをしているのでしょうか。かわいい愛子様にぜひ天皇になってもらいたいのか(無茶苦茶なご苦労をおかけすることを知ろうとしないのか?)、旧宮家に恨みでもあるのか…それとも反日サヨクの集団なのでしょうか?(そういえば集団的自衛権の解釈もサヨクっぽいですねえ、保有すれども行使できない、ってそもそも日本語として理解できません)
昨日の「功名が辻」で、光秀に向けられた信長の言葉に「朝廷もいらぬ、私が日本の王」というのがありました。あのセリフには私も賛成で、日本史上、実際に天皇を本当に廃すという意思を持っていた権力者は信長だけであろうと思います(道鏡はそこまでの意思があったかどうか…)。
←念のため。「セリフに私も賛成」というのは、そういうセリフを設定したことに賛成(いかにも信長なら言いそう)という趣旨であり、私が信長と同じく朝廷不要と思っている、などということではないことを付記します。
来週はいよいよ本能寺。「結果的にもっとも有利になった者が黒幕である」という原則で解釈すれば、光秀を動かした最大黒幕は朝廷。信長さえ倒せば、他の権力者候補は、「位打ち」でなだめられる者だけ、というわけです。
内閣法制局のお役人さま方は現代の信長になろうというのでしょうか。お役人さまほど信長が似合わないものはないからどう考えても不思議だし、信長も怒るでしょう。それとも、「霞関守(カスミガセキノカミ)」「永田町守(ナガタチョウノカミ)」の位(?)でもほしいのかな?
しつこく記します。女系天皇/女性天皇はいずれも絶対ダメです。女系天皇は伝統により不可、女性天皇はそのお方の負担が非人間的なほど過大になる上、祭祀不可能の時期(血の穢れ)があるという意味で無茶です。
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