保守派が嫌韓を叫ぶのは残念
今回、「日々是桜」様の「世界最大の親日国家・韓国」①、②、③を読みましたが大いに賛成です。嫌韓ケンカンでないと夜も日も明けぬ、という情勢の中、こういう記事は非常に貴重で参考になりました。
私も一方的な嫌韓には与しません。もちろん、ノムヒョン政権は唾棄すべきものでしょうし、反日に凝り固まった人たちも決して少なくないのでしょうが、日本国内にも唾棄すべき連中はわんさかいて同じようなものでしょう。どの国にもバカタレはいます。逆に、韓国にいる真っ当な保守派の中には本音では親日の方々が非常に多いのも事実です。ただ、ノムヒョン政権下で無茶苦茶な法律(いわゆる「反日法」)がある中では親日はそう簡単に言えません。韓国にいる隠れ親日派を大切にするためにも、嫌韓を声高に叫ぶのは保守派の正しい態度とは思えないわけです。
私個人の体験を少し書きます。あるアマの小規模な囲碁対抗戦(約30年間毎年交互に訪問しており、私が関係したのは数年)に参加したことがあります。向こうに行ったときの歓迎ぶりは大変なものでした。公式なレセプションはホテルの広い宴会場で多額の費用をかけて…この対抗戦のために多額の寄付が容易に集まるわけです…それは立派なもの。私的な宴会は、これは実に手荒な歓迎、わんさかマッカリだのトンドンジュだの呑まされて大変でした、ハハハ…。仲間達は実に濃い親日派です。こちらで開催したときは寄付もそんなに集まらないため質素なものでちょっと残念。もちろん私的にはおさけをたっぷり呑ませて差し上げましたが…。この対抗戦は、反日・嫌韓の今でもとぎれることなく続いています。また、仲間達とは今でも個人的なつきあいが続いています。
もちろん、その仲間達と私の歴史認識や、その他の問題についても見解が一致しているわけではありません。だからと言って、それで喧嘩するほど子供ではない。立場が違うことはわきまえており、その議論があるからと言ってお互い反日・嫌韓になったりはしません。それはそれとして、現在の相手を尊重しているわけです。
こういう例は例外なのかも知れませんが、とにかくノムヒョン政権と過剰なマスコミ報道につられて嫌韓になるのが一番馬鹿馬鹿しい。韓国内に多く隠れている、話せば判る人たち、今のノムヒョン政権を苦々しく思っている人たちを大切に思っていることを発信していくことも大切かと思います。
余談。昨日のNHKは基地問題と称する反日番組をたっぷり報道してくれたようです。見る気もしなかったのですが、Ponko様「反日勢力を斬る」の「NHK偏向番組ナマ紹介」を見て頂ければわかる通り酷かったようですね。
そんな困ったちゃん番組のお陰で(ここからはただの愚痴)韓流ドラマ「チャングムの誓い」が30分も遅くなったし「少女チャングムの夢」は中止になるし…まあ、ほとんど八つ当たりですが…NHKは高い金を出して韓流ドラマの放送権を買って、乱暴なカットやら酷い訳語やら放送時間の変更やらでまともに放映しない、実はNHKは「隠れ嫌韓流」でしょうか…
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
コメント&TBありがとうございました!
マスコミの情報量が多いからといって、それはその国の真実の姿ではない、ということは肝に銘じなければならないことだと思います。
昔、「地上の楽園」という膨大な情報量にのせられてしまった人々と、昨今、嫌韓に突っ走る人々と、根本は同じではないでしょうか。
投稿: 日々是桜 | 2006年6月12日 (月) 19時37分
日々是桜様
コメント有り難うございます。
>「地上の楽園」という膨大な情報量に
>のせられてしまった人々と、昨今、
>嫌韓に突っ走る人々と、根本は同じでは
まさにその通りと思います。
自分自身も含め反省すべきですね。
投稿: 練馬のんべ | 2006年6月12日 (月) 20時54分
「反日勢力を斬る」のNHK偏向番組批判記事をご紹介頂き有難うございました。
皆さんにご紹介頂いたお掛けで多数の方にご訪問頂きました。
その後の記事をトラバさせてください。
投稿: Ponko | 2006年6月14日 (水) 10時01分