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2006年6月 3日 (土)

毎日新聞さんの社説より

普段朝日サンの社説ばかり取り上げるのは、「他紙を圧倒する突っ込みどころ満載の面白さ!」があるせいですが、たまには毎日新聞さんと遊んでみましょう。

『表題:韓国与党大敗 動揺せず着実な対北外交を』
ありゃあ…みた瞬間、朝日社説の間違いかと思いました。

『韓国の統一地方選で盧武鉉(ノムヒョン)政権の与党・開かれたウリ党が最大野党のハンナラ党に地滑り的な敗北を喫した。』
地滑り的、という日本語は選挙のマスコミ報道以外ではあまり聞きませんね。広辞苑を引くと、『比喩的に、物事の基盤にかかわる大きな変動。「保守の基盤に--が起りはじめた」』とあります。後半の例文がさすが岩波と笑えました。選挙の場合、選挙終盤になって急に流れが一方に傾いた大勝(大敗)という意味かと思っていましたが、広辞苑記載の意味で使っているのでしょうか。批判するほどの問題ではないけど、いわゆる「手垢の付いた言い回し」は案外わかりにくいですねえ…

『しかし、韓国が援助などで一方的に譲歩をしている現実に、韓国の有権者が満足しているわけではないだろう。…盧大統領が今回選挙の敗北に動揺し、南北問題での功を焦って不用意な妥協をしないかということである。』
ありゃ、失礼しました。朝日サンとは違いますね。今にも増して北にひたすら隷従せよ、というのかと思っていました。でもそうでなければ『着実な対北外交』ってなんでしょうかね?

『竹島(韓国名・独島)領有権や歴史認識問題などで悪化した日韓関係の改善策にも注目したい。
もちろん小泉純一郎首相の靖国神社参拝が根にあるが、盧大統領も日本に対する姿勢を強めていることも事実である。』
九段は明らかに蛇足…書かずにいられないのですかね。竹橋から九段の大鳥居はよく見えそうなものですが(未確認です)余程お嫌いなようで。

『昨年、韓国で起きた反日デモでも明らかなように、ナショナリズムは国民の支持を高めるが、それは一時的な効果しかもたない。なにより両国民の間に無用な溝を作り出してしまう。自制的であるべきだ。日韓関係の改善は、焦らずに着実に、双方が努力を積み重ねていかなければならない。』
仰せの通り…でも、疑問がいくつか。

その1.『焦らずに着実に、双方が努力を積み重ねて』とは何のことでしょうか。まさか、靖国参拝をやめるのが最初、などと言いたいのかなあ…朝日サンお得意のなんでもかんでも喧嘩両成敗で
言い訳作りのため相手も少しは譲るべきと書くが日本は絶対譲るべきだ、と同じってことですかねえ。

その2.ノムヒョン大投了カッカ…あ、失礼、大統領閣下…ほど『焦らず着実』という言葉がふさわしくないオッサンも珍しい。そんなことはマスコミさんが一番よくご存じでしょう。要するに困ったちゃんを韓国の大統領にしておいてはいかん、ということですか?だとすればちょっと驚くほどの正論、きっと私と若干違う考えを持った方々にも「右傾化が激しい」とお褒めにあずかること請け合いかも…

ノムヒョン大統領閣下に性格がそっくりでらっしゃる?イルボンチャンギ連盟の会長サマに散々な迷惑を被った毎日新聞さんとしては、やっぱりどんな世界でも一番の偉いサンが困ったちゃんではいかんという教訓を得た、ということでしょうかね。

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