« 2006年5月 | トップページ | 2006年7月 »

2006年6月

2006年6月29日 (木)

韓国の拉北被害者家族のみなさまへ

韓国の拉北被害者家族のみなさまへ。

このままでは、拉北されて人質となっている方々は、北の言葉を代弁する役者にしかなれないこと、絶対に帰ってこられないこと、今回の会見で分かって頂けたと思います。
日本の拉致家族のみなさんはそれを分かっているから断腸の思いで北に行かないでいるのです。

今からでも遅くありません、家族を取り返すために、ぜひ日本の拉致被害者家族のみなさまと連携してください。

拉北されて人質となっている方々は、みな心の中で泣いています。

| | コメント (1) | トラックバック (2)

馬鹿な芝居はやめて拉致被害者を返せ!

韓国人拉致被害者・金英男氏の記者会見(29日PM)より
「めぐみは94年4月13日にみずから命を絶った」
「高校1年生だった1978年8月5日、仙遊島海水浴場に遊びに行った際、先輩とのハプニングに巻き込まれた。一時身を隠そうと付近にあった小さな船に乗ったところ波に流され、北朝鮮の船舶に救助されてそのまま北朝鮮に渡った」

この金氏のセリフを書いたシナリオライター、余程無能なのでしょうか?日本人が誰も信じないのは当然としても、親北的な韓国人だって、こんなの信じるのはノムヒョン君とその取り巻きくらいのもんでしょう。こう言っては不謹慎ですが、オレオレ詐欺の連中のほうがずっと優秀です。


馬鹿な芝居はやめて拉致被害者を返せ!
オレオレ詐欺の連中をかわりにやろう!おまけで某政党の前・現党首と秘書給与詐欺師などは喜び組でどうだ!

激怒しています。斜体字部分は勢い余ったためのつまらん冗談(?)、申し訳ありません。
今回の会見にだまされる人はまずいません。いるとすれば、ノムヒョン君とその取り巻き、日本の某政党の現/前党首や秘書給与詐欺師、などの異常な神経の持ち主くらいです。
当然、韓国の拉北被害者のご家族のみなさんも呆れかえるでしょうから、再度の連携が可能になると思います。今後よい方向に向かうきっかけになることを祈ります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

高村元外相には北京行き片道切符を贈呈しよう

書くことがない日が続くときもあるのに、今日はいろいろあって困ったもんです。一言だけ。

<ひとこと>
高村元外相は素晴らしい!こんな素晴らしい方が狭い日本にいらっしゃるのはもったいのうございます!ぜひ北京へ片道切符でご訪問を!

読売新聞記事より。
高村正彦・元外相は29日、自民党高村派の総会で、小泉首相がカナダでの記者団との懇談で、「首相の靖国神社参拝をやめろというのは中国の言い分に従えということと同じだ」との考えを示したことを批判した。

高村元外相のお言葉
『(靖国参拝への批判を)国益全体を考えて言っている人もいる。『靖国参拝する人は戦争を美化する人だ』と決めつけるのと同様に、言い過ぎだ。中国、韓国を挑発し、両国に(首相を)非難させることで、日本国民の(首相に対する)支持を得ようとしているとさえ思える』

注.もちろん、国益ってのは、中共の国益ですね…

| | コメント (0) | トラックバック (0)

佐世保市の「子ども育成条例」

新聞報道によれば、佐世保市の「子ども育成条例」で愛国心が明記されたということ。

本条例の趣旨はよくわからないし、条文自体を読んでいないので突っ込んだコメントはできません(だいたいこの手の条例にはろくな物がない)が、教育基本法改正に先立つ趣旨で愛国心を明記したのなら大したものです。

詳細がわかったらまたコメントしたいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

名人戦問題で毎日新聞社には毅然たる態度を望む

読売新聞より。
『将棋の名人戦問題で、毎日新聞社が、新たな条件として現行の契約金(年3億3400万円)を維持したまま、3000万円の普及協力金を7年間支払う案を日本将棋連盟理事会に提示する方向で調整していることが28日、分かった。』

それに対する私の主張
----------
名人戦問題を一方的に引き起こしたのは連盟である。信義を無視して一方的に契約破棄を通告し、将棋連盟どころか将棋に対する不信感を世間に抱かせた。テポドンを発射するぞ、と騒いで各国から金を取ろうという北朝鮮とうり二つ。
それに対し、毎日新聞が連盟に有利な契約条件を提案するとは、わがままを言ってゴネた方が絶対得、と社会の公器たる新聞社が認めたことになる。
読売新聞に報道された毎日新聞社の態度は、脅しに屈することであり、反社会的な行動であるとさえ言える。信義を無視する連盟に対しては、毅然としてゴネ得は許さないという筋を通した態度を取ってこそ「社会の公器」であると考える。
----------

名人戦問題のおさらい
1.朝日新聞が将棋連盟に「もっと金払うからうちに名人戦をくれよ~」と誘う
2.将棋連盟は、永年名人戦を支えた毎日新聞に対して、「もう契約しないよ」と一方的に通告する(真っ最中の名人戦7番勝負に思い切り水を差す)
3.毎日新聞が激怒する
4.連盟は慌てて「共催案」やら「毎日優先」やら日々ころころ言うことが変わる
5.連盟は通告書を撤回し、毎日も名人戦終了まで議論を凍結することで合意
などと言うものでした。

この話、「礼に始まり礼に終わる」と言われる日本の将棋に、泥を塗りまくったのは将棋連盟です。わがまま、ゴネ得狙い、無駄遣いして金がなくなっても節約しようと考えずまわりからぶんどろう、など、まるで将軍サマ…。

しかし、それに対して毎日新聞さんが、金は朝日さん以上に払いますよ、やっぱりうちで名人戦やらせてくださいよ、金は朝日さんより出しますよ、などというのは、韓国の恥ノムヒョン君となんら変わりません。世間に対して、結局わがままを言ったほうがいいんだな、金がすべてなんだな、と思わせてしまうことになります。わがままは罰してやらないと。

毎日新聞さんは、社会のためにも毅然たる態度を取ってください。それが将棋連盟と朝日新聞の信義のなさを世間に知らしめることになります。

なに、将棋の棋譜が毎日新聞に載らなくても読者が減ることはありませんよ。棋譜の価値が不当に高い契約金に見合わない、という事実を他社にも知らしめてください。それが連盟の不信義に対する一番の罰です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年6月26日 (月)

今日の朝日社説は真面目に素晴らしい

当たり前のことを書いているだけですが、朝日新聞さんの社説に載るとは右傾化も甚だしい…じゃない、素晴らしい。http://www.asahi.com/paper/editorial20060626.htmlの後半。

『表題:国連人権理 「対決の文化」に決別を』
『人権委の機能不全はそれほどひどかった…
理事会は当事国から異論の出る余地の少ない問題から取り組んでいくしかなさそうだ。まず虐殺や強制移住、少数民族の弾圧といった明白な人道犯罪に目を向けてはどうだろう。』


まさにこの通りですね。三拍子揃っている国と言えば、当然、これは朝日新聞さんの大好きな某国を指している、と読んだ誰もが思います。よくぞここまで露骨に書いたものです。

以下は冗談ですよ。
そう、冗談。もちろん冗談。うん、冗談…。
名指ししていないのは、某国某独裁政党から文句が来たとき、『「南京大虐殺」「強制連行」「従軍慰安婦」の日本を指している』とでも言うためでしょうか…

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年6月25日 (日)

朝日の社説は相変わらず

今日の朝日の社説『靖国参拝 肩すかしの最高裁判決』(実に悔しそうな表題)は相変わらずですので気が向いて余程おひまならどうぞ。http://www.asahi.com/paper/editorial20060625.html
大意は、
『首相の靖国参拝は違憲の可能性が強い。最高裁が憲法判断しないのは職務怠慢。首相は戦前軍国主義の象徴だった靖国に参拝するな。中韓も反発。』
くらい。これだけのことを言うのに社説の欄半分を使っている。これだけのことを紙面にあわせて引き延ばすか、それが社説執筆者の腕なんでしょうね。

反論も簡単に。産経社説の一部
『簡明にして要を得た判決である。憲法学者の中には、「傍論で憲法判断を示してもよかった」という意見もあるが、主文と関係のない傍論には法的拘束力がなく、あえて憲法判断に踏み込む必要はないだろう。
今回の最高裁判決は、首相の靖国参拝の公私の区別には触れていないが、首相就任後初の平成13年8月の参拝について判断したものだ。そのとき、小泉首相はモーニング姿で「内閣総理大臣」と記帳し、昇殿参拝した。このように堂々と参拝してほしい。』
でいいんじゃないですか。

産経の社説も、主張は納得できるけど、やっぱり(朝日ほどではないが)冗長。社説はだいたい冗長で、そんなもんなんですかね。読む方は忙しいわけで、偉そうな修辞は不要、簡にして要を得た社説であってほしいものです。

| | コメント (1) | トラックバック (2)

2006年6月24日 (土)

靖国国有化問題

麻生外務大臣が、靖国神社を国有化すべき、という意見を述べていらっしゃいます。

それに対して、保守派は殆ど反対のようです。私も「国有化」が靖国神社解体を意味する現状では、反対せざるえません。

靖国を国有化することで、政府が「A級戦犯」
(※)の方々を「分祀」するような暴挙に出るとすれば、それはまさに靖国神社解体を意味するからです。

ご都合主義で今回は「A級戦犯」分祀となれば、中共様のご意向で次回は「B・C級戦犯」の公務死分祀、その次は支那事変戦死者分祀…、などとなりかねませんので、英霊はおちおち眠っていられません。英霊「分祀」と靖国神社解体は同義です。その意味での国有化阻止には賛成します。これこそ「国家による宗教への介入」そのものであす。

しかし(朝日新聞のyesBUTみたいですみません)、靖国神社は日本国のために命を捧げられた方を祀る神社。となれば本筋は、日本国が護持すべき責任があります。護持と言うと大げさですが、日本国が靖国神社の氏子になる、という趣旨です。氏神様に祀られている神様に口を出す、などというのは既に氏子とは言えないわけです。

とはいえ、日本の政権が靖国を護持するのは明らかに筋違い。やはり、祭祀のことは天皇家のお仕事、皇室の費用にて靖国神社護持をお願いするのが一番です。英霊は天皇陛下万歳と散華なさったわけですから。
(総理大臣万歳、と言って散った方は、多分0に近い…)なお、各県の護国神社についても同様です。

ついでながら、皇室が行う場合、憲法違反の問題には当てはまらないのは明らかです。でないと、皇室の行う宗教性を持った儀式についてはすべて憲法違反ということになってしまいます。


(※)A級戦犯、B・C級戦犯など日本にはいません。東京裁判にて無法にも復讐されて公務死なさった方、牢獄につながれた方がいるだけです。ですが、適当な日本語がいまのところ存在しない…我々の怠慢…ので、「」付でこのような表記をしました。また、「分祀」の用法は別の記事で記載済)

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006年6月23日 (金)

NHKにも本多勝一氏にも開いた口が…

毎日新聞記事より。
『NHK沖縄放送局営業部のスタッフが(中略)「本多さんはもう受信料を払っています」などと虚偽の説明をして、集金しようとしていたことが分かった。NHKは事実関係を認め、本多さんに文書で謝罪した。
(中略)
本多さんは朝日新聞記者だった73年に著書を出版し、支払い拒否を公表した。本多さんが編集委員を務める「週刊金曜日」には数年前から、同様の問い合わせが複数あるという。本多さんは「そういう使われ方をするとは予想していなかったので、驚いた。私は受信料を支払わないとは言っていない。NHKが本当の公共放送であれば払う」と話している。』

NHKが嘘を言うとはひどい、とは言いません。こんなの、普段番組の中で垂れ流している嘘に比べれば塵芥みたいなものです。それに謝る相手が違う。視聴者のみなさまに「嘘をついて申し訳ありません」というならわかるけど、不支払いの本多氏に謝るとは、不支払いを認めるようなものです。同じようなことを、例えばNHKウォッチングの中村粲氏の名前をダシにしたら、NHKが中村氏に謝るとはとても思えません。本多氏のことをNHKは仲間と思っているでしょうから…

本多氏の「NHKが本当の公共放送であれば払う」って、すごいお言葉。これ以上本多氏の言う「本当の公共放送」になるにはどうすればいいのでしょう。朝晩五星紅旗でも掲げる、ニュースでは人民日報と週刊金曜日の記事をひたすら読み上げて拉致やテポドンは一切報道しない、そのとき歴史が動いたでは毎週中共様の言う「南京大虐殺」などを採り上げる、などすればいいのでしょうか?開いた口が塞がらないどころかさらに開いてあごが外れます。

ついでながら、私はNHKの偏向には呆れかえりながらも、放送法に従って受信料を払っています。本当は法務局に供託でもしたいところではありますが、そこまで暇ではないので…

| | コメント (1) | トラックバック (1)

2006年6月22日 (木)

W杯、ニッポン頑張れ!!!

明朝は泣いても笑っても予選リーグ最終戦。絶望的に近い状況ですが、監督・選手諸氏が全力を出しきって応援も頑張れば神風が吹くかも知れません。早起きして日の丸を掲げて応援しましょう。

Hinomaru_2 日の丸を掲げて応援











Ookunitama_jinja 大国魂神社(多摩地区唯一の旧官幣社)の
神様に必勝祈願






Takaosan_yakuouin_1 高尾山薬王院の仏様に必勝祈願








| | コメント (3) | トラックバック (0)

2006年6月21日 (水)

自衛隊のみなさまに感謝

イラクに派遣されていた自衛隊に撤収命令が下されました。

大変な任務を見事に遂行なさった自衛隊のみなさまに、私も日本国民の一員として心より感謝いたします。本当にお疲れさまでした。撤収もまた困難が予想されますが、みな無事に戻っていらっしゃることをお祈りします。

ご家族のみなさまもお疲れさまでした。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2006年6月18日 (日)

ニッポン頑張れ!

Hinomaru さあ今日は背水のクロアチア戦。日の丸を(オーストラリア戦で負けたときと違う場所に)掲げて、勝利の祝杯用に普段は呑まない大吟醸を用意しました。やったぞ、勝った、best16はもう手中だあ!!!(となることを期待!)

あとは監督と選手諸氏が十分な力を発揮する場面をテレビの前で応援するだけです。やったあ。


前半終了、相変わらず川口1人が頑張る(特にPK止め!)という残念な展開。世界有数のGKを育てるニッポンチーム…、後半に期待!

残念ながら引き分け、終わったものは仕方ありません。リーグ最終戦、ブラジル戦に奇跡を期待!!

| | コメント (2) | トラックバック (1)

2006年6月16日 (金)

ポツダム宣言と東京裁判

まささんの「一燈照隅」はいつも愛読しており、非常に教えられることが多く、感服です。今回の記事「清瀬一郎、冒頭陳述朗読禁止文(東京裁判3)」も日本人として十分に理解しなければならない、東京裁判の大事なお話でした。

その記述に「占領軍はポツダム宣言を守っていない」ということがあります。ポツダム宣言は、戦争犯罪を厳罰に処すとはなっているが、その戦争犯罪とはポツダム宣言受諾を宣言したときの国際法に照らして裁かれるべきもの。従って、その段階では国際法にない「平和に対する罪」「人道に対する罪」は存在し得ない、ということです。

実は恥ずかしながら、私は数年前まで「ポツダム宣言受諾」=「日本国の無条件降伏」、と誤解していました。無条件降伏なら、東京裁判でどう裁かれても仕方ない、ということになります。歴史でそう習った…と思って高校時代に使った教科書
(山川「詳説日本史」昭和56年3月版)を見たら、本文に「日本軍隊の無条件降伏を勧告するポツダム宣言」と明確に記載されていました。あちゃあ、受験勉強時代の教科書読込不足がばれた…トホホ(恥ずかしいので小さくなってます)…

ひょっとしたら、同じ誤解をしている人が多いかもしれません。もしそうなら残念なことです。その意味で、こういう記事を掲載して頂くと本当に有難いですね。

高校時代の教科書をみたついでに、市販本「新しい歴史教科書」の記述を見ました。これはポツダム宣言は無条件降伏ではないことの強調と東京裁判史観からの脱却を図っています。少し紹介します。

まず本文中に「鈴木貫太郎首相や主要な閣僚は、条件付きの降伏要求であることに着目し、これを受諾する方向に傾いた。」とあります。

さらにコラムで「アメリカ大統領のフランクリン・ルーズベルトは、日本を無条件降伏させようとした。いっさいの降伏条件を示さないそのやり方では、相手国は降伏する機会を得ることができない。戦争は日本全土が破壊されつくすまで続くことになる。ルーズベルトが急死すると、国務次官の地位にあったジョセフ・グルーは、戦争終結の条件を日本側に示す案を熱心に説いた。グルーは日米開戦までの10年間。駐日大使をつとめた親日家で、愛する日本の国土を壊滅させたくなかったのだ。グルーなどの努力もあり発表されたポツダム宣言によって、日本は壊滅をまぬがれた」と記述。

また、資料では、ポツダム宣言(一部要約)「全日本国軍隊の無条件降伏」も明確。

これだけポツダム宣言につきしつこく書かれていると真面目に読めば誤解の余地はありません。

さらに読み物コラムで1ページを費やし、「東京裁判を考える」を載せ、「国際法からみた東京裁判」では「平和に対する罪」の問題やパール判事が被告全員を無罪と判断した話を載せて、「東京裁判については、国際法上の正当性を疑う見解や、逆に世界平和に向けた国際法の新しい発展を示したとして肯定する意見があり、今日(こんにち)でもその評価は定まっていない」としています。また、GHQが検閲と宣伝を徹底的に行って日本人に自国の戦争に対する罪悪感を植え付けたことも記述しています。

また、その前のページの読み物コラムではやはり1ページ割いて、「20世紀の戦争と全体主義の犠牲者」では「戦時国際法では、戦闘員以外の民間人を殺傷したり、捕虜となった敵国の兵士を虐待することは、戦争犯罪として禁止された。しかし、二つの世界大戦を通じて、このルールははなはだしく破られた。実際には、戦争で非武装の人々に対する殺害や虐殺をいっさいおかさなかった国はなかった
(※)。日本軍も戦争中に侵攻した地域で、捕虜となった敵国の兵士や民間人に対して不当な殺害や虐殺を行った。」と記述した上で、空襲・原爆投下とシベリア抑留について批判的記述を行っています。また、二つの全体主義の犠牲者として、ナチス・ドイツのユダヤ人大量虐殺と、共産党一党独裁スターリンの農民処刑や共産党幹部の粛清、強制収容所の記述があります。
(※殺害や虐殺をおかす、は日本語としてちょっと変)

いずれも実に真っ当な記述ですが、サヨクの人たちから見れば「東京裁判に疑問を挟むこと」=「戦争を賛美」ということになるわけです。それが大前提、数学で言う公理である以上、いくら議論しても平行線を辿ります。これがいわゆる○○の壁…

| | コメント (3) | トラックバック (0)

小沢氏の靖国「分祀」論で民主党にメール

民主党の小沢党首は、相変わらずの「分祀」論のようです。残念なこと。靖国も政局の手段にすぎないのでしょうか。非常に気になったので民主党に以下の通りメールをしました。

-----------------------
表題:いわゆる「A級戦犯」のいわゆる「分祀」について
(以下本文)
小沢一郎先生

ニッポン放送でのご意見、毎日新聞にて拝見いたしました。新聞記事によれば、相変わらずA級戦犯は靖国で分祀すべき、という意見のようですので、それを前提に記述します。(なお文中、「分祀」を本来の意味とは異なる意味、最近流行の「一部の御霊を切り離して祀り直す」という神道にあるまじき意味で使います。)

A級戦犯とは東京裁判で事後法(法であるかどうかも怪しい)に基づき一方的に断罪された、つまり文明国のなすべきではない単なる復讐により処刑された諸先輩方であり、A級戦犯という範疇が意味がないことはご存じの通りです。

まず、分祀の根拠はどういうことでしょうか。東京裁判で死刑になった者は戦争でなくなった訳ではないので分祀すべきというのでしょうか。BC級戦犯として亡くなられた諸先輩方、また、ポツダム宣言受諾後に突然攻めてきたソ連軍の行動を日本本土に通話し続け、「みなさん、これが最後です。さようなら」の声を最後に自決なさった樺太真岡の女子電話交換手さんたちも分祀すべきなのでしょうか。私はそれはおかしいと思います。このような諸先輩方はいずれも日本の後進(我々)のために亡くなられた方々です。合掌。
それとも、いわゆるA級戦犯という意味ではなく、敗戦責任者を分祀すべき、ということでしょうか。その場合、今から誰が敗戦責任を背負うべきか議論するのでしょうか、それとも既に明らかなのでしょうか。

戦争に対する知識が不足しているせいか、私には明らかではありません。戦死なさった山本五十六海軍大将が最大の敗戦責任者、という考えもあり得るものと思います。海軍が戦況を必要以上に拡大し、またミッドウェー海戦で敗れたのが敗因であり、その責任は山本五十六大将が負うべき、そういう見方も成立すると考えます。しかし、山本五十六大将を靖国神社から分祀すべき、という意見は聞いたことありません。

それでは今から敗戦責任者を議論すべきでしょうか。敗戦の原因をはっきりさせ反省し、将来起こるべき戦争に備える、というなら理屈としてわかります(民主党さんが右翼と言われかねないそのような発想を持っているとは思いません)。しかし、死者の墓を暴いて鞭打とうという発想なら、それは政権を担おうという日本の政党とは思えないものです。そんな日本文化は存在せず、儒教原理主義の発想です。

以上、分祀論が私には理解できないことを記述しました。民主党さんは本気で分祀論を考えていらっしゃるなら、納得できる見解を示して頂きたいと考えます。

厳しい言い方ですが、民主党さんは中韓にへつらうために靖国に参拝しない、その口実としてA級戦犯を出しているだけなのではないでしょうか。政権を担おうという政党として残念なことです。

話は変わりますが、教育基本法も民主党さんは与党より優れている対案を出したのに自ら廃案にしようとしたことも先日批判いたしました。A級戦犯分祀論にせよこの教育基本法騒ぎにせよ、これでは政権を担う能力がない無責任政党である、と多くの国民は見ていることに早く気づくべきです。民主党さんには大きな期待を持っているのですが、期待は常に裏切られるのが残念です。

以上の記述は私のブログにも掲載します。
練馬のんべ 
http://nonbe.way-nifty.com/
--------------------

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年6月15日 (木)

昭和天皇陛下を武蔵野御稜で偲ぶ

高尾駅から徒歩で20分。昭和天皇陛下がお眠りになる武蔵野御稜、すぐお隣には香淳皇后陛下の武蔵野東御陵、同じ敷地内に大正天皇の多摩御陵と貞明皇后の多摩東御陵があります。

少し前に、参拝する機会がありました。W杯日本優勝を祈願…である筈はありません。必勝祈願は近所の神社でどうぞ。昭和天皇陛下の多年のご苦労に感謝するのと同時に、いろいろと自省する意味で参拝しました。

人はあまりいません。凛とした静寂に姿勢が正されます。二千六百六十六年の伝統の重みを感じます。各御陵には鳥居があり、神道の二礼二拍一礼。心が清められます。

昭和天皇陛下はほんとにご苦労なさったわけですが、今でも我が国を見守って頂いている、という思いを新たにしました。各御陵でも同じ気持ちになります。

天皇陛下はほんとに大変。在位なさっているときはもちろん、崩じて後も国を見守ってらっしゃるのですから。そんな陛下のご苦労を思わない皇室典範騒ぎには困っておいでになることでしょう。馬鹿な騒ぎは早く決着をつけないといけません。


武蔵野御陵Musashino_goryou
陵形は上円下方

多摩御陵、武蔵野東御陵、多摩東御陵も同じ形






6/17夜追記:川村けんとさんにTBを戴きました。有り難うございます『川村けんとの「いい加減にします」』は『現在支那朝鮮当局よりスパム攻撃を受けているため一時的にコメントと掲示板の書き込みを制限しています。(原文ママ)』ということですので、コメントの替わりにこのTBにてお礼します。

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2006年6月12日 (月)

ニッポン頑張れ!

Machi_no_fuukei1_1
私はサッカーファンではありませんが、4年に1度のW杯に出られたのはめでたいこと、日の丸を背負ったチームは応援します。とにかく勝ってほしいですね。街で面白い人をみかけたました。

追記:家の中に日の丸を掲げて応援していたのに残念。次の試合に期待しましょう。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006年6月11日 (日)

保守派が嫌韓を叫ぶのは残念

今回、「日々是桜」様の「世界最大の親日国家・韓国」を読みましたが大いに賛成です。嫌韓ケンカンでないと夜も日も明けぬ、という情勢の中、こういう記事は非常に貴重で参考になりました。

私も一方的な嫌韓には与しません。もちろん、ノムヒョン政権は唾棄すべきものでしょうし、反日に凝り固まった人たちも決して少なくないのでしょうが、日本国内にも唾棄すべき連中はわんさかいて同じようなものでしょう。どの国にもバカタレはいます。逆に、韓国にいる真っ当な保守派の中には本音では親日の方々が非常に多いのも事実です。ただ、ノムヒョン政権下で無茶苦茶な法律(いわゆる「反日法」)がある中では親日はそう簡単に言えません。韓国にいる隠れ親日派を大切にするためにも、嫌韓を声高に叫ぶのは保守派の正しい態度とは思えないわけです。

私個人の体験を少し書きます。あるアマの小規模な囲碁対抗戦(約30年間毎年交互に訪問しており、私が関係したのは数年)に参加したことがあります。向こうに行ったときの歓迎ぶりは大変なものでした。公式なレセプションはホテルの広い宴会場で多額の費用をかけて…この対抗戦のために多額の寄付が容易に集まるわけです…それは立派なもの。私的な宴会は、これは実に手荒な歓迎、わんさかマッカリだのトンドンジュだの呑まされて大変でした、ハハハ…。仲間達は実に濃い親日派です。こちらで開催したときは寄付もそんなに集まらないため質素なものでちょっと残念。もちろん私的にはおさけをたっぷり呑ませて差し上げましたが…。この対抗戦は、反日・嫌韓の今でもとぎれることなく続いています。また、仲間達とは今でも個人的なつきあいが続いています。

もちろん、その仲間達と私の歴史認識や、その他の問題についても見解が一致しているわけではありません。だからと言って、それで喧嘩するほど子供ではない。立場が違うことはわきまえており、その議論があるからと言ってお互い反日・嫌韓になったりはしません。それはそれとして、現在の相手を尊重しているわけです。

こういう例は例外なのかも知れませんが、とにかくノムヒョン政権と過剰なマスコミ報道につられて嫌韓になるのが一番馬鹿馬鹿しい。韓国内に多く隠れている、話せば判る人たち、今のノムヒョン政権を苦々しく思っている人たちを大切に思っていることを発信していくことも大切かと思います。

余談。昨日のNHKは基地問題と称する反日番組をたっぷり報道してくれたようです。見る気もしなかったのですが、Ponko様「反日勢力を斬る」の「NHK偏向番組ナマ紹介」を見て頂ければわかる通り酷かったようですね。
そんな困ったちゃん番組のお陰で(ここからはただの愚痴)韓流ドラマ「チャングムの誓い」が30分も遅くなったし「少女チャングムの夢」は中止になるし…まあ、ほとんど八つ当たりですが…NHKは高い金を出して韓流ドラマの放送権を買って、乱暴なカットやら酷い訳語やら放送時間の変更やらでまともに放映しない、実はNHKは「隠れ嫌韓流」でしょうか…

| | コメント (3) | トラックバック (2)

2006年6月 9日 (金)

民主党さん、子供しんぶんに嗤われますよ

産経新聞より。
『教育基本法改正案などの廃案を目指す…民主党の対案もいったん廃案にすることを確認。民主党の鳩山由紀夫幹事長は、国会内に教育基本法に関する調査会を設置し、この問題を新たな舞台で議論することを提案した。』
おいおい、共謀罪(是非はさておき)も修正案を出しておきながら、
丸のみされそうになると自分の修正案もバツ、と言ったのでひょっとしたらと思ったら…今度は教育基本法ですか。

教育基本法の民主党案は政府提出案に比べ優れていると思いますが(既出)、やっぱり政局のゆさぶりをかける道具でしかなかったのですね。優れた法案を出しても党利党略優先ではとても信頼できる政党とは思えません。

子供しんぶんより
「ほうりつを作るのは国会です。国会ぎいんは、みんなのためになるほうりつを思いついたときは、国会にそのあんを出します。ほかの国会ぎいんが、そのあんはみんなのためにならない、と思えばはんたいします。みんしゅとうは、わたしたち子供のきょういくをよくしようと考えてほうりつのあんを考えて国会にて出しましたが、じぶんたちのあんにはんたいしました。なんでそんなことをするのかふしぎです。」

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006年6月 8日 (木)

家族分断策とは卑劣な…

読売新聞より。
『北朝鮮政府は7日、韓国側に電話通知文を送り、拉致被害者、横田めぐみさんの夫の可能性が高い韓国人拉致被害者、金英男(キム・ヨンナム)さんの所在を確認したとしたうえで、19日から北朝鮮・金剛山で開かれる南北離散家族の再会事業で、母親の崔桂月(チェ・ケウォル)さん(78)との再会を実現する方針』
『崔さんは8日、ソウル市内で記者会見し、「うれしい。早く会いに行きたい。どんな顔になっているか楽しみ」と再会に応じる意向を表明した。』

そうですよねえ。普通、会えるとなれば飛んでいきます。チェさんの気持ちは当たり前です。非難するつもりは毛頭ありません。

それに対し、早紀江さんの言葉はさすがに重い。
『崔さんの訪朝には、「同じ母親として、子供に一目会いたいとの気持ちは本当によく分かるが、北朝鮮で会っても絶対に本当のことを言わない。思いとどまるよう説得していたが、最後はあちらが決めたことなので、無理に止められない」と残念そうに話した。』

本当に北朝鮮政権は卑劣です。それに追随するノムヒョンと福田康夫(北の発表を一方的に無表情で家族に伝えたことは忘れません)以下の日本の反日政治家、それに日本外務省の親北勢力、も同罪です。

我々は無力だけど、ブログで家族を応援することくらいはできます。家族がいちばんです。日本の家族の代表である、拉致家族のみなさまを応援します。大変遅くなりましたが、ブルーリボンを表示しました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年6月 7日 (水)

政府与党の少子化対策案

読売新聞の記事『表題:子供数に応じ税額控除、少子化対策で政府・与党案』に興味を持ちました。政府・与党案を記事でなく原文で読んでみたいと思います。とりあえず記事に載った範囲内でコメント。記事は『』内。

『税制改正では、子育て家庭を経済的に支援するため子供の数に応じた税額控除の導入を検討する。そのための財源は現行の扶養控除を縮小の方向で見直して充てる。』
ぱっと見たところ、これって行って来いだから意味あるのでしょうか。専業主婦子なしの税金が余計にかかるってこと?ようわからん…

『事業所内に保育所を設置するなど子育て支援に積極的に取り組んでいる企業への支援税制も検討する。』
これって、どうなんでしょうか。子供が満員電車で通勤するのもかわいそうな話です。まあ、昼休みやらちょっとした合間やらに子供が親の顔を見られるのなら、他の保育園に預けるよりはいいかも知れません。それより、子育て期間中の休暇制度の充実を促すのが優先と思いますが、政府・与党案の原文には書いてあるのかも知れません。

『社会の意識改革を進めるため、「家族の日」や「家族の週間」を制定するとした。』
それは一案です。家族の大切さの認識、つまり「家族がいちばん」が少子化対策の基本、というのは私の主張そのものです。政府がこんなことを言い出すとは思いませんでした。

『具体的な対策について、新生児・乳幼児から社会人期まで世代別に分類して提示し、〈1〉出産時の一時金支給手続きを改善して現金準備を不要にする〈2〉妊娠中の健診費用の自己負担軽減〈3〉不妊治療に対する助成制度の拡充――などを盛り込んだ。』
記事に載った範囲でも、ぜひ実現してほしいものです。子供を産み育てるのって、まことに楽しい幸せなことですが、お金がかかるのは事実ですからねえ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年6月 5日 (月)

内閣法制局の皇室観は相変わらず困ったもの

数日前のことですが、自民党内閣部会(木村勉部会長)は、皇位継承制度について、女性・女系天皇容認と男系維持の両論を併記した中間報告案をまとめたそうです。

その件につき、旧宮家の竹田恒泰氏のブログでは、自民党議員から聞いた話として「内閣法制局は、女系容認で改正をする強い意気込みを保っている」ことを紹介しています。相変わらずお役人さまは困ったもんだ…

なぜ内閣法制局のお役人さま方はそんな馬鹿な頑張りをしているのでしょうか。かわいい愛子様にぜひ天皇になってもらいたいのか(無茶苦茶なご苦労をおかけすることを知ろうとしないのか?)、旧宮家に恨みでもあるのか…それとも反日サヨクの集団なのでしょうか?
(そういえば集団的自衛権の解釈もサヨクっぽいですねえ、保有すれども行使できない、ってそもそも日本語として理解できません)

昨日の「功名が辻」で、光秀に向けられた信長の言葉に「朝廷もいらぬ、私が日本の王」というのがありました。あのセリフには私も賛成で、日本史上、実際に天皇を本当に廃すという意思を持っていた権力者は信長だけであろうと思います(道鏡はそこまでの意思があったかどうか…)。
←念のため。「セリフに私も賛成」というのは、そういうセリフを設定したことに賛成(いかにも信長なら言いそう)という趣旨であり、私が信長と同じく朝廷不要と思っている、などということではないことを付記します。
来週はいよいよ本能寺。「結果的にもっとも有利になった者が黒幕である」という原則で解釈すれば、光秀を動かした最大黒幕は朝廷。信長さえ倒せば、他の権力者候補は、「位打ち」でなだめられる者だけ、というわけです。

内閣法制局のお役人さま方は現代の信長になろうというのでしょうか。お役人さまほど信長が似合わないものはないからどう考えても不思議だし、信長も怒るでしょう。それとも、「霞関守
(カスミガセキノカミ)」「永田町守(ナガタチョウノカミ)」の位(?)でもほしいのかな?

しつこく記します。女系天皇/女性天皇はいずれも絶対ダメです。女系天皇は伝統により不可、女性天皇はそのお方の負担が非人間的なほど過大になる上、祭祀不可能の時期
(血の穢れ)があるという意味で無茶です。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006年6月 3日 (土)

本歌取り、模作、贋作、盗作

芸術選奨受章の和田義彦氏が盗作をしたという疑惑が各マスコミで報じられています。本人は「全く別のもの」を描いている、と言っていますが、うちの子供はふたつの絵を並べたテレビの画像を見て一言「間違え探しだ」。子供は騙せません。

我が日本には昔から「本歌取り」という伝統があります。先輩の有名な作品に、自分の独創を加えて全く別の世界を演出すること。和歌だけでなく、陶芸などでも普通です。盗作とは何が違うか、というと、

1.作者が本歌取りを行う前提として、鑑賞者が本歌を知っていること
2.作者が本歌に対する敬意を込めて作ること
3.本歌とは違う世界が表現されていること
4.同時代人の作品は極力本歌としないこと

などです。4は著作権法のある現代だから言うのではなく、定家の時代からの常識、4でないと通常1にならないからでしょうね。今回の盗作さわぎはいずれの項目にもあてはまらないのは明らかです。本人は3だと主張していますが、とてもそうは見えないし、仮にその主張が正しくても×です。

それとも、古人の作品に敬意を表した練習作の「模作」、もしくは有名な作品の気分で気軽に使うための「写し」とでも言うのでしょうか。著作権の切れた古作品の「模作」「写し」として作ったなら問題はなかったわけです。もちろん今回はそれでも×。

いっそサインまで真似れば贋作、それももちろん×ですが…

| | コメント (0) | トラックバック (0)

毎日新聞さんの社説より

普段朝日サンの社説ばかり取り上げるのは、「他紙を圧倒する突っ込みどころ満載の面白さ!」があるせいですが、たまには毎日新聞さんと遊んでみましょう。

『表題:韓国与党大敗 動揺せず着実な対北外交を』
ありゃあ…みた瞬間、朝日社説の間違いかと思いました。

『韓国の統一地方選で盧武鉉(ノムヒョン)政権の与党・開かれたウリ党が最大野党のハンナラ党に地滑り的な敗北を喫した。』
地滑り的、という日本語は選挙のマスコミ報道以外ではあまり聞きませんね。広辞苑を引くと、『比喩的に、物事の基盤にかかわる大きな変動。「保守の基盤に--が起りはじめた」』とあります。後半の例文がさすが岩波と笑えました。選挙の場合、選挙終盤になって急に流れが一方に傾いた大勝(大敗)という意味かと思っていましたが、広辞苑記載の意味で使っているのでしょうか。批判するほどの問題ではないけど、いわゆる「手垢の付いた言い回し」は案外わかりにくいですねえ…

『しかし、韓国が援助などで一方的に譲歩をしている現実に、韓国の有権者が満足しているわけではないだろう。…盧大統領が今回選挙の敗北に動揺し、南北問題での功を焦って不用意な妥協をしないかということである。』
ありゃ、失礼しました。朝日サンとは違いますね。今にも増して北にひたすら隷従せよ、というのかと思っていました。でもそうでなければ『着実な対北外交』ってなんでしょうかね?

『竹島(韓国名・独島)領有権や歴史認識問題などで悪化した日韓関係の改善策にも注目したい。
もちろん小泉純一郎首相の靖国神社参拝が根にあるが、盧大統領も日本に対する姿勢を強めていることも事実である。』
九段は明らかに蛇足…書かずにいられないのですかね。竹橋から九段の大鳥居はよく見えそうなものですが(未確認です)余程お嫌いなようで。

『昨年、韓国で起きた反日デモでも明らかなように、ナショナリズムは国民の支持を高めるが、それは一時的な効果しかもたない。なにより両国民の間に無用な溝を作り出してしまう。自制的であるべきだ。日韓関係の改善は、焦らずに着実に、双方が努力を積み重ねていかなければならない。』
仰せの通り…でも、疑問がいくつか。

その1.『焦らずに着実に、双方が努力を積み重ねて』とは何のことでしょうか。まさか、靖国参拝をやめるのが最初、などと言いたいのかなあ…朝日サンお得意のなんでもかんでも喧嘩両成敗で
言い訳作りのため相手も少しは譲るべきと書くが日本は絶対譲るべきだ、と同じってことですかねえ。

その2.ノムヒョン大投了カッカ…あ、失礼、大統領閣下…ほど『焦らず着実』という言葉がふさわしくないオッサンも珍しい。そんなことはマスコミさんが一番よくご存じでしょう。要するに困ったちゃんを韓国の大統領にしておいてはいかん、ということですか?だとすればちょっと驚くほどの正論、きっと私と若干違う考えを持った方々にも「右傾化が激しい」とお褒めにあずかること請け合いかも…

ノムヒョン大統領閣下に性格がそっくりでらっしゃる?イルボンチャンギ連盟の会長サマに散々な迷惑を被った毎日新聞さんとしては、やっぱりどんな世界でも一番の偉いサンが困ったちゃんではいかんという教訓を得た、ということでしょうかね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年6月 2日 (金)

出生率1.25!

今日の朝日も読売もこぞって社説にしていますね。読売は「衝撃を真剣に受け止めなければ」としていますが、こんなのは予想された事実です。

一昨年の年金改革の前提となった数値を大幅に下回っていますが、そのときの前提は「年金改革」を成り立たせるための数値、実態を反映したものではないのは誰もが知っているわけで…
でも、放って置いていいわけではないし、少子化対策は以前に記しましたが即効性のあるものでもない。

まずは全国で最初に少子化傾向から反転した福井県は注目すべきですね。
共働き率が全国トップ(61%)、3世代同居率が全国2位(23%)、失業率は全国最低(2.7%)だそうです。
失業率が低ければ比較的安定した生活ができるから子育てしやすくなるのは当然として、共働きはどう考えても子育てにはマイナスです。しかし3世代同居率が高ければ…要するに、「おばあちゃん子」の大量生産が一番ということか…

昔から「おばあちゃん子は三文安い」といいますけど、そんなこと言っておれない、ということでしょうか。となれば、これから団塊ジュニアが出産適齢期になり団塊世代が引退する時期でもあるので、その同居を促進しておばあちゃんによる子育て(孫育て?)を推進する…うーん、あまり気乗りしない話ではありますが、まあ、「おばあちゃん子」と「保育園の保母さん子」とどっちがいいか、となれば…

世代論は意味がないのは承知の上の記述ですが、一般論として団塊世代の人たちは私ら中年世代より余程元気なので、元気に孫育てもするでしょう。ただ、どうやって同居を推進するのか…あまり上手い手は思いつきませんが…

渡部昇一先生は、「少子化より深刻な孫ゼロ化問題」という論文を少し前の正論に掲載なさいました。少子化というとどうしてもご年輩の方には関係なさそうな感じがするので、「孫ゼロ化」をキーワードとして政府が大宣伝し、税制では2世帯住宅を思い切って優遇する、というのも手ではないでしょうか。実際、私の親の世代…昭和1桁後半~戦中生まれ…は孫ゼロの人たちが多い。渡部先生もその世代です。(昭和5年生まれ、先生にはお孫さんが多いようです)ところが、うちの近所には2世帯住宅が多く、子供の声がよく聞こえます。

これから孫ゼロの団塊世代がわんさか…では、余ったエネルギーをろくでもない方向(なにせ全共闘世代)に使いかねないので、確かに孫育てに邁進いただくのがよろしいのかも知れませんね。あまり本質的な解決とは思えませんが、現在の雇用情勢では共働きでないと生活が成り立たないケースが多いのも事実、となれば年金をきっちり受給できる世代に孫育てをお願いするのも悪くないかも知れません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2006年5月 | トップページ | 2006年7月 »