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2006年5月 2日 (火)

朝日新聞の東京裁判観はいい加減にせよ

今朝の新聞社説は朝日も読売も東京裁判。明日は東京裁判開廷の日ですが、憲法記念日なので1日前倒し、ってことでしょうね。

読売は『[東京裁判60年]「戦争責任糾明は国民自身の手で』
-----一部引用----
東京裁判では、裁く側の“資格”にも問題があった。
判事席・検事席にいたソ連は、第2次大戦の初期、「侵略国」として国際連盟から除名された国である。しかも、日ソ中立条約を破って参戦、60万人の日本兵捕虜らをシベリアに拉致して、数万人を死亡させる理不尽な国際法違反の“現行犯”を継続中だった。
同じく「日本の侵略」を裁いた英仏蘭も、アジア「再侵略」の最中だった。オランダがインドネシア独立軍と停戦協定を結ぶのは、東京裁判判決の翌年、49年だ。フランスは、54年の軍事的大敗までベトナム再侵略を諦(あきら)めなかった。
「連合国」による“戦犯”選定基準、東京裁判の枠組みの妥当性をも、検証し直す必要があるのではないか。
とはいえ、あの無謀な戦争で300万人以上の国民を死に追いやり、他国にも甚大な被害を及ぼした指導者たちの責任は、極めて重い。だれに、どの程度の責任があったのか。
-----引用ここまで-----
ということで、読売新聞紙上で戦争責任の検証企画シリーズをやっていることを記載しています。結構真っ当な内容です。
日本のたくさんの諸先輩が戦争で亡くなられたのは紛れもない事実です。誰か(例えば東条英機氏)に責任を押しつける、ということには反対しますが、なぜ大東亜戦争は泥沼化したか、ということを検証することは日本の将来に必要です。

それに対して朝日は『開廷60年 東京裁判を知ってますか』と題しています。
-----一部引用----
ここ数年、首相の靖国参拝と絡めて裁判の正当性を問い直す声が出ている。
東京裁判に批判があるのは事実だ。後からつくられた「平和に対する罪」や「人道に対する罪」で裁くのはおかしいという指摘がある。原爆投下など連合国側の行為は問われず、判事団は連合国側だけで構成された。被告の選定基準はあいまいで恣意(しい)的だった。
---引用ここまで-----
おや、珍しく真っ当な意見を言っているなあ、と思ったら…

-----一部引用----
一方、評価もある。日本軍による虐殺や関東軍の謀略などが裁判で初めて明るみに出た。ナチスを裁いたニュルンベルク裁判とともに、戦争というものを裁く国際法の流れの先駆けともなった。
---引用ここまで-----
え、本当?ナチスと一緒にするかあ…

-----一部引用----
はっきりしているのは、政治の場で裁判の正当性を問い、決着を蒸し返すことの現実感のなさである。
あの裁判は、戦後日本にとって二つの意味で線を引く政治決着だった。
国際的には、51年のサンフランシスコ平和条約で日本は東京裁判を受諾し、国際社会に復帰を果たした。平和条約は締約国の対日賠償を基本的に放棄することもうたい、それとセットで日本は連合国側の戦後処理を受け入れたのだ。
国内的には、A級戦犯に戦争責任を負わせることで、他の人を免責した。その中には、昭和天皇も含まれていた。
裁判は不当だという立場を貫くなら、あの戦後処理をやり直せと主張するに等しい。講和を再交渉し、米国をはじめ世界の国々との関係も土台から作り直す。そして戦争犯罪は自らの手で裁き直す。
こんなことが果たして可能なのだろうか。裁判の限界を歴史の問題として論じることはいい。だが、言葉をもてあそび、現実の政治と混同するのは責任ある政治家の態度とは思えない。裁判を否定したところで、日本の過去が免責されるわけでもない。
朝日新聞の最近の世論調査で、驚くような結果が出た。聞かれた人の7割、とくに20代の9割が東京裁判の内容を知らなかった。そして、東京裁判や戦争についての知識の少ない人ほど、今の靖国神社のあり方を是認する傾向がある。
歴史を知らずして、過去を判断はできない。まずは歴史と向き合うこと。東京裁判60年を機会に、改めてその重要性を考えたい。
---引用ここまで-----
最後の段落は実に素晴らしい。まず隗より始めよ(原義と違う慣用の意味で使っています。)で、朝日新聞の捏造報道やら戦争賛美報道やらの歴史に向かい合って欲しいものです。
それまでの言葉も朝日らしい。「東京裁判や戦争についての知識」ってのは朝日の自虐史観のことでしょうね。そんなので洗脳されるのは迷惑。

判事中唯一国際法に通暁したパール博士が被告全員の無罪を主張し、米の連邦最高裁判所のW・O・ダグラス判事、アメリカ最高裁のフレッド・M・ヴィンソン判事など司法関係者に圧倒的な支持を得ていること、結局〈勝者による復讐劇〉にすぎないと評されていることは、きっと「東京裁判についての知識」ではないのでしょう。

また、裁判が不当=戦後処理のやり直し、というのも無茶苦茶。日本は講和の際に「裁判を受諾」でなく、「講和後も日本政府が引き続き刑の執行を受け入れることを明らかにし、赦免、減刑のための手続を定めた」という趣旨です。以後、日本政府はこの条文に定められた手続きを経て、「戦犯」を全員、釈放しました。また、処刑された人々は「公務死」…つまり「戦死」と認定されています。こういう当たり前のことを主張すると「東京裁判についての知識」がない、と朝日に批判されるのでしょうし、「東京裁判を日本が受諾したのではない」と国会が宣言して日本の誇りを取り戻すべきという議論は、朝日の自虐史観からすれば許されないことなのでしょうね。

もういい加減にしてほしい。朝日新聞の社旗は、旭日旗をやめて、五星紅旗にすべきでしょうし、本社は北京に移転してほしいですね。

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