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2006年4月 3日 (月)

川崎の小学生殺害被害者に合掌

あまりに悲惨な事件でした。まず被害者の男の子に合掌。同年齢の子供をもつ父親としては全く他人事ではありません。被害者のご両親のことを思うと何も書けません。

でも、まことに申し訳ないことですが、あえてコメントします。

今回は防犯カメラの威力がまざまざ。
事件が頻発する以上、防犯カメラ状況はやむを得ない必要悪です。普段歩いていて撮されるのは気持ちのいいものではないかもしれないけど悪いこと(犯罪だけでなく、心にやましいことがある場合も含め)をしていない限り困るものでもありません。それより、犯罪を抑止し被害者を増やさないことが大切に決まっています。

「人権派」の大好きな某新聞の社説あたりにはきっと「今回の事件をきっかけにして防犯カメラ設置を推進する動きが出てくるだろうが、監視社会になって人権上問題があるので慎重になるべきだ」というのが載るかも知れないと、昨日書きかけていました。でも、ココログの調子が悪く、昨日の社説を嗤うので精一杯だったのでアップし損なったのですが…今日の社説を見ると、ちゃあんと
『商店街などの防犯カメラには、監視社会化になるとの批判がある。』
という一文があってびっくり。商店街でもひったくりなどの事件が頻発するのだから絶対必要なんじゃないですかねえ。

しかしながら
『共同住宅は住民の私的な場だ。みんなが合意すればカメラを設置するほうがいい。
しかし、過信は禁物だ。…犯罪を防ぐには、やはり住民の目と日ごろの結びつきが欠かせない。見知らぬ人がいたら、声をかけてみるのがいい。悪いことをしようと思っていても、正面から顔を見られれば、ためらうものだ。不審な人がいれば管理人に伝え、情報を住民で共有することも大切だ。そうした日ごろの活動があれば、防犯カメラはいっそう役に立つ。』
というのは、珍しく真っ当な意見かと思います。
ただ、つっこみどころはあります。例えば、こう書いている以上、社説の筆者は「見知らぬ人に声をかける」ことが当然に出来るわけだし、その前提として、マンションの住人の顔もみんなわかっているわけです。実に素晴らしい!
でも、普通の人にそれを要求するのは、ほんのちょっとだけ疑問…まあ、住民同士の連携を強めるように心がけましょう、ということなんでしょうけど。


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