農耕民族の智慧
藤原正彦氏が明らかにされたように、市場原理主義もだめ、もちろん共産主義もとうの昔にだめです。となれば、日本型の側隠の情が鍵になる、という藤原氏の言葉は重みを持ちます。落語(孝行糖)に、飴売りを与太郎にやらせた、というのがあります。当時は飴売りは普通の人にはやらせずに社会的弱者の仕事とされていた、ということであり、社会全体が側隠の情を持っていた例といえます。(「国家の品格」からの引用ではないつもりなのですが、手元にないのでひょっとしたらその話は載っているかも知れません、そのときは勘弁)
農耕民族には、みんなで力を合わせて、大自然の脅威を避け、大自然の恵みを得る、という恐怖心と智慧があります。側隠の情とは、大自然に対する智慧でもあったのだと思います。
以下、頭がまとまっていないのでそのうち続きを書きます。
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